【短歌】『中途半端通り』

サザンの音符の1音にいつつ以上の桑田さんに驚愕

遠くにヨットが夕日に消えて一番星が見るところまで二人は遠かった

そめいよしのという柔らかさにもたれかかるあなた

「最寄り駅から10分の夢」が有ります不動産

「中途半端通り」は「銀座通り」でもなく「駅前通り」でもない「中途半端通り」

月光の軽さで人は舞い上げられ踊りに出る毎夜毎夜

園芸家になって現れて枯れたカポックを生き返らせて帰っていく人

買い物袋にサボテンを入れて帰宅する土曜の午後

植物に肥料や水やりと日課にしたら手をかけ過ぎていつも枯らしてしまう

テーブルのカポックに日が射さず徒長して別の植物となる

二人になる1日前にアカウントを交換し一人になる1日前に削除した

#自由律俳句 #俳句 #短歌 #詩

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