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青麦を踏みし人とも卒業す 春の川日々の中こそ満ちてくる 雪しろや土手の草みななびいてる …
●未定形の希望を失せぬまに探り当てていく出航となりぬ 私の希望はいつもぼんやり 私の希望…
昨晩のラジオ番組の 反戦歌 クラスメートのリクエストと知る 同世代で同じ学校で同じクラスの…
二つのレンズの焦点が一致する ひとつの画像が浮かびあがる そえは二つから得られたものだ 二…
春には新人たちが集う街 いつでも誰でも受け入れる街 強い風が吹いている日 照り返しが強い夏…
僕は常々、思う事がある 常識から抜け出てみたい もし、常識が足かせになっているなら それを…
橋渡り来れば柳街 正確すぎり花時計 ユリカモメ 忽然と大地生み 2つの蕊もあるという 視覚ができて色ができ 花があるから生きられる 悠然と 秩序正しく淫らに #自由律俳句 #俳句 #詩 #短歌 #一行詩
雪あかり 兎の足跡残る初雪や 白鳥の声あちこちに デジタル時計の音 清明な川に足をつけ 象も…
ホタルイカ命の塊が光る 開ければ秋 煌々と月ある寺仰ぐ 泣き寝入りもあり ネックレスの似合う…
ざわついて落葉 フクロウは人寄せぬ 長き夜のコンサート 水きりの波紋の中に在る落葉 浮きつ…
世界の見取り図の中で僕は迷う そこは迷宮 見取り図の中では誰も挨拶しない 僕は何を目的に、…
漁火がひとつ灯り 夜がひとつ生まれる ヒガンバナ咲く夜 凛として月 ハルジオンが眠る冬 大陸…
佐保姫が立寄りて春 風暮れる 朧月夜 風車は虹作り ふらここに一人乗る女 海辺に低く合歓の花…
海鳥ゆるり 波を見て飽きず 満開の花散し飛ぶ鳥 真夏日に海暮れる 雨止んでキリギリス鳴き始め 波に波、重なる 縄文杉 やがて秋茜 うっすらと透明な夕暮れ #自由律俳句 #俳句 #詩 #短歌 #一行詩