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住環境

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2020年9月の記事一覧

🏠屋外アプローチの仕上げ

🏠屋外アプローチの仕上げ

【形状】
段差が5㎜を超えるとつまずきやすい
   ↓
平坦にする

【表面】
濡れると滑りやすい
   ↓
・ジェットバーナー仕上げ
 ジェットバーナーで表面を焼く
・サンドブラスト仕上げ
 砂などを吹きかける
にして滑りにくくする

【色彩】
階段は踏み外したり、つまずかないように、段鼻と踏面の色を変える

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住環境について詳細が知りたい方はKin

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🏠屋外アプローチの段差

🏠屋外アプローチの段差

敷地の地面〜玄関ポーチ の高さ

【解消】
1.スロープ
 ・車椅子で移動
 ・近い将来、車椅子使用が予想される
 場合に適している。
 パーキンソン病など適さない場合もある。
 〈勾配〉
 ・水平距離15mで高低差1m
 ・水平距離12mで高低差1m
 〈幅〉
 900㎜以上
 〈注意点〉
 スロープ前後に水平面を設ける。
 両端に、約50㎜の高さを設ける。
2.階段
 蹴上げ:100〜160㎜

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🏠床高

🏠床高

地面〜建物の1階の床面 の高さ

・屋外アプローチ
・玄関ポーチ〜玄関戸下枠
・玄関戸下枠〜玄関土間
・屋内の上がり框
の高さの合計

【解消】
1.屋外<屋内
 屋外アプローチの高さを小さくし
 その分、屋内上がり框の高さを大きくする
    ↓
 上がり框の所に式台を置く

2.屋外>屋内
 屋外アプローチの高さを大きくし
 その分、屋内上がり框の高さを小さくする
    ↓
 屋外アプローチ

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🏠緊急通報装置(防犯設備)

🏠緊急通報装置(防犯設備)

電気錠は
玄関などの錠を遠隔操作によって開閉します。
・2階に居間がある住宅
・3階建住宅
に効果的です。

窓防犯装置は
・ガラスの破砕
・窓の開閉
に反応して警報を発します。

外部通報は
敷地・住宅に侵入者があった場合、警備会社に通報する装置です。
警備会社との契約によって設定を行います。

***
外部通報はセキュリティーであり、前回の体調不良時の緊急通報とは異なります。
設定によっては、

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🏠緊急通報装置(防災設備)

🏠緊急通報装置(防災設備)

住宅用火災警報器の
感知方法は温度or煙
放置方法はブザー・音声or音と光
があります。
設置場所は消防法では
・寝室
・寝室がある階の階段
と義務付けられています。

ガス漏れ感知器は
都市ガス:ガス機器より上方
LPガス:ガス機器より下方
に設置しなければなりません。

緊急通報は
体調不良時に、同居者や非同居の家族に通報するための装置です。
屋内のみに通報する装置では、
・同居家族が外出して

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🏠暖房

🏠暖房

高齢者は室間温度差があると、血圧を急激に上昇or下降させて体温を一定に保とうとします。
それが、心筋梗塞・脳血管障害の原因となることがあります。

暖房には①輻射暖房、②対流暖房があります。

①輻射暖房
床暖房・パネルヒーターがあります。
メリット
・空気の対流を起こさないため、埃がたたない
・室内の上下温度差が小さい
デメリット
・立ち上がりに時間がかかる
・適切な温度になるまで時間がかかる

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🏠照明

🏠照明

加齢に伴って視機能が低下した場合、照度に十分な配慮が必要となります。
本人が自覚していない場合もあるので、家族とともに実際に確認すると良いです。

高齢者・障害者は電球の交換が困難になることが多くあります。
  ↓
・交換しやすい場所・照明器具を選ぶ
・寿命の長い電球を使用する
ようにすると良いです。

***
照度はまぶしすぎても暗すぎてもいけません。
そのため、照度を調整できる照明を選択すると

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🏠色彩

🏠色彩

高齢者には落ち着いた感じが適していると思われることが多いですが、住宅内全体をその色彩でまとめると、重たい雰囲気になってしまいます。
   ↓
部屋の一部分にアクセントを取り入れるようにすると、住宅内全体の雰囲気が変わり気持ちよく生活できるようになります。

賃貸住宅で色彩に配慮する場合は
・壁に絵画を掛ける
・カーテンの色を変える
・小物の色を変える
ことで雰囲気を良くできます。

***
住宅内

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🏠収納の配慮

🏠収納の配慮

扉の形状は
引き戸が最も望ましいです。
引き戸にできない場合は、折れ戸が開き戸よりも望ましいです。
ただ、折れ戸は、操作にコツ・習熟が必要となります。
もしも、開き戸にする場合は、開閉動作で身体があおられることもあるため、後方に十分スペースを確保する必要があります。

奥行きがある程度ある場合は、内部に入って物の出し入れを行う方法も検討して下さい。
物の出し入れが行いやすい高さは、腰から目までです

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🏠家具

🏠家具

・身体機能の低下や障害によって、長く使用してきた家具が使用できなくなる
・家具の寸法・形状が身体に合っていないと、利便性・安全性に影響を与える
・家具が邪魔をして生活しにくくなる
ことがあります。

家具に対する配慮として
・長年使用してきた家具が現在の身体機能に合っているか、家具を使用する際の動作を一つひとつ確認する
・所有している・購入予定の家具の寸法を確認して、平面図に描き込み使い勝手を検討

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🏠スペースの配慮

🏠スペースの配慮

壁・柱を取り外しスペースを確保する方法があります。
施工する際は、木造住宅の構造を確認する必要があります。
例)
トイレと洗面・脱衣室が隣接している場合
   ↓
既存スペースを広げずに、介助スペースを確保できます。
施工する場合、プライバシーの確保など考慮し、家族で話し合って判断する必要があります。

モジュールをずらしてスペースを確保する方法があります。
必要な部分の幅を広げる方法です。
例)

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🏠スペース

🏠スペース

従来の日本住宅では
・廊下は介助歩行をする場合、狭い
・トイレや浴室は介助するスペースがない
ことが多いです。

福祉用具を使用する場合は
使用頻度が低い場合は、慎重に操作をすることでなんとか対応することが可能ですが
使用頻度が高い場合は、移動スペース・介助スペースが十分ないと操作が困難です。

***
介助をする場合や福祉用具を使用する場合は、スペースを確保する方が良いです。
スペースの確保方法

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