淡白な息子よ。母は別に悲しくはないんだょ。別にね、、
8ヶ月になる息子は母、つまりわたしに対してあまり執着がない。
先日、友達、息子、私の3人で大型スーパーへ出かけた時のことだ。息子はまだ3度ほどしか会っていない、久しぶりに会う友達に抱かれてご機嫌でエレベーターに乗った。そこで、ご年配の夫婦と一緒になり、おじさまが息子に「かわいいねぇ。」と顔を近づけた。驚いた息子は
ギャー
と泣き始める。はいはい、母の出番ですね。こういう時は、母を求めますよね。と、わたし。得意げに息子に手を伸ばすと、息子はわたしの手なんて無視して、友達の胸に顔をうずめてすりすりすり寄っている。
あれ?あ、そうなの??そこで、決定打。そのおじさまが
「驚かせてごめんね。お母さんがいいねぇ。」
と、わたしの友達に話しかける。サッパリとした性格の友達は笑いながら、「母親はあの子ですけどね。」
「あ!そうだったの。」…なんとなく気まずい空気が流れ、息子に差し出したわたしの手だけが所在なく宙に浮いていた。
母への執着がない淡白な息子よ。母は悲しくなんてないからね。。ぐすん笑笑
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