『不適切にもほどがある!』は懐かしさと恐ろしさがある
今期大注目のドラマは
『不適切にもほどがある』
クドカンこと宮藤官九郎さん脚本。
主演阿部サダヲさん。
これはもう観るしかないっしょのやつ。
とはいえ、この日、King & Princeの永瀬廉くんがインスタのストーリーでカウントをしていてそのゼロとなる時間が10時半ということで、
「何するの?」
「インスタライブするの?」とソワソワしてなかなかドラマに全集中することができなかった。
結局そのカウンドダウンは「おやすみ」というオチで終わるというなんとも永瀬廉らしいといえば永瀬廉らしいのだけれども…。
な〜が〜せ〜‼️
永瀬廉に踊らされた海人担の私でした…。
で、そんなソワソワした中でもこのドラマはやはり面白かった。
まずはドラマ冒頭で次のようなテロップが流れる。
「この作品には、不適切な台詞や喫煙シーンが含まれていますが、時代による言語表現や文化・風俗の変遷を描く本ドラマの特性に鑑み、1986年当時の表現をあえて使用して放送します」
こういうの書かないと色々言われちゃう世の中なのよねぇを出して強調してくる辺りが『ニクイネクドカン』なのだ。
職員室でタバコをスパスパ吸う教師たち。
今言ったら絶対「セクハラだ」「パワハラだ」と〇〇ハラと言われるくらいのあだ名や発言を繰り返す男性職員。
そして、それを気にしてませんよのスタンスで当たり前のように笑いながら返す女性職員。
教室でも教師はタバコを吸ってた?
その辺の記憶は私にはないけど、職員室で先生はタバコ吸ってた時代だった気がする。
電車でもバスでも普通にタバコは吸える世の中だった。
子ども部屋でも子どもの前でも当たり前のようにタバコを吸う。
受動喫煙って何❓
副流煙って何❓
の時代。
ケツバットも当たり前。(私の時は竹刀)
うさぎ飛びもあり。
部活中の水は厳禁。
「男のくせに」
「女の腐ったやつ」
「坊主にしてこい」
昭和の時代には普通で当たり前だったことが今こうしてドラマで改めて見てみると恐ろしい…。
ドラマでもバラエティでも女の人の裸が出てくることはあった。
それも当たり前だった。
『今日から俺は』
『積み木くずし』
『スクールウォーズ』
『ハイティーンブギ』
の世界観満載。
磯村勇斗くんも出てるから余計『今日から俺は』感もある。
キョンキョンがポスターなどで出てくるし、会話の中で尾美としのりさんも出てくるので、あまちゃん要素もあるところも面白い。
髪型も服装も色々なところが懐かしい。
カセットテープはメタルがいいとかね。
そのテープに自分の好きな曲をダビングさせて、好きな人にプレゼントしたりとか。
恐ろしさと懐かしさが溢れてくるドラマだ。
そして、このドラマは、阿部サダヲさんが令和にタイムスリップするという話に加えて、吉田洋さん(と息子の坂元愛登くん)が令和から昭和にきたという設定もある。
なので、吉田洋さんが昭和の当たり前をここまでだったかぁ〜という驚きもあったり、息子の坂元愛登くんが昭和に憧れているという目線というのもこれまたドラマを面白くさせている。
多様性とか言いながら仲里依紗さん演じる乳幼児を抱えた犬島渚がどうにも生きにくそうな世の中というのも皮肉というか、興味深いところでもあるので、今後の展開も気になる。
で、さらにこのドラマ、突如ミュージカルが始まった。
何これ⁉️
え⁉️
どーゆーこと⁉️
だけど、その演出が面白さに加えてわかりやすさというか、胸に刺さるような訴えてくる何かがあったりして、再び「ニクイネクドカン」となった。
あーだろ、こーだろと、理屈やら屁理屈やら言葉でごちゃごちゃ言ってもたぶん今の時代そうじゃねーだろと言われかねない。
多様性だしね😅
それを上手くミュージカル風に仕立てて表現するなんて、本当に天才だとしか思えない。
恐ろしさと懐かしさに加えて面白さと当たり前ってなんだろう?多様性ってなんだろう?と考えさせられるドラマでもある。
今はまだ1話が終わったばかり。
TVerなら無料で観られます。
観てない方はぜひ‼️
ってか、この数年のうちに私は知らず知らずに時代に合わせながら生きてきてたんだな…とも思った。
昭和、平成、令和…3つの時代をまたいで生きるなんて思いもしてなかったよ。
最後までお読みいただきありがとうございます😊
しあわせをありがとうございます💖
ドラマを観て感動出来るしあわせをありがとう💖
うちなる平和を💕
シュカポン🐼