掌握: 離婚届に添えた手紙
十二月一日、私の誕生日です。
おかえりなさい。
離婚届にサインをし、
役所へ提出してもらえると助かります。
今、各種支払いが終わりました。
お金がもうなくなってしまったので、正社員の仕事が見つかるまで慎ましく生きるつもりです。
あなたのサポートはできませんし、
私は無価値になってしまったと感じています。
使えない人間は必要ないでしょう。
木嶋佳苗という死刑囚を知っていますか?
最近、SNSでダイエットに成功したと話題になり、ダイエットやモテについての指南を書いています。
それを見て、
過去の被害者の記事を思い出しました。
彼らは
「木嶋佳苗の容姿は悪いが、それ以外はちゃんとしている」と言っていました。
容姿がダメなら、
人が使えるかどうかで評価されるのですね。
これが現実だと思います。
木嶋佳苗の事例を通じて、
社会の厳しさや人との繋がりの複雑さを感じます。
容姿や能力だけで人を評価する社会の現実は、
確かに厳しいものがあります。
でも、あなた自身がどのように生きるかは、
他人の評価に左右されるものではありません。
私が自滅することを選ぶのは、
無価値な人間として細々と社会にぶら下がって生きることを意味します。
あなたを繋ぎ止めていたのは、
私が働いた収入と預貯金、つまりお金です。
美貌や才能もない私に何も残っていないのです。
そして、また一つ歳をとります。
私たちの関係はかつてのような思いやりを失ってしまいました。
若い頃、あなたが言った言葉を思い出します。
「楽しいことも苦しいことも、
互いに話し合って共有しよう」
しかしあなたは私の通帳から勝手にお金を引き出したのを突きつけるとこう言いました。
「子どもが産めないなら、
お前が稼いで家事をやるのが当然だろう」
私があなたを信じていた時間はなんだったのだろう。私たちはいつ、何を失ってしまったのだろう。温かい言葉でプロポーズしてくれたが、今は冷凍された現実に変わってしまったのを痛感しました。
あなたにとって、
私の存在はもはやメリットがないのでしょう。
あなたは哀しい生き物で、
無条件に人を愛することはできません。
紙切れ一枚を蔑ろにし、
新しい女性を求めるあなたの姿は、
責任を取れない無能の産物に思えます。
愛のない夫婦を繋ぐものがお金でした。
私が感じている「無価値さ」や「使えない人間」という思いは、多くの女性が抱える悩みの一つです。
社会や周囲の期待に応えられないと感じるのは、
とても辛いことです。
しかし自己価値は他人の評価だけで決まるものではなく、自分自身が見つけるものです。
あなたには新しい仕事や仲間ができ、
安定した居場所ができた。
私が居なくても、あなたは大丈夫です。
前にも話したけれど、あなたの幸せは、
誰かの不幸の上に成り立っています。
誰かの自己犠牲があって、
初めて幸せが存在するのです。
自己犠牲は自己責任でもあり、私があなたに尽くしても、粗末にされることは避けられません。
人生や物事の決定権は私にあります。
自己犠牲が必要な時もありますが、
過度になると自分自身を見失ってしまいます。
これからは自己責任を意識しつつ、
自分の幸せを大切にしていきたいのです。
あなたの金銭感覚には口出ししませんが、
私の貯金を使って「必ず返す」と言った言葉は、
いずれは踏み倒されると感じていました。
不条理や理不尽は、すべて私の判断ミスです。
あなたを選んだ私のミス。
私は私のことだけを幸せにして生きていればよかったと、結論はそうです。
自分の人生をどう生きるかは、自分次第です。
過去の判断ミスを悔いるのではなく、
将来に目を向けて、
自分が幸せを感じられる道を見つけます。