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人間関係と自己探求の狭間で

わたしは挫けながら生きている

ビジネスの場では虚勢を張り、鋼のメンタルに変身する二重人格の持ち主でも

振り返ると仕事では多くの人と関わり
コンプライアンス部門も兼任していたため
業務に関するトラブルを解決することが多く
毎日のように残業が続いていた

その結果
ストレスから逃れにくい環境にいたが
当時の悩みは今より少なかったように思う
意地悪な先輩を除けば、人間関係は良好で
他人に振り回されることも少なかった

自己中心的だった私は
常に自分自身をライバル視し
負けたくないという気持ちがあった

過去の自分と今の自分を比較しながら
会社や自分の目標に向かって走り続けていた

人間関係はビジネスライクで構わないと思っており
周囲に人が増えるほどストレスを感じるのは
他人と比較して好かれようとするからだと、子どもの頃から感じていた

友達から見れば陽キャな私の言い分は
ただの虚言かもしれない
人に囲まれているからこそ、人が見えなくなることもある

スクールカーストという概念は、まさにその通りでピラミッドの上から俯瞰してみると
「またやってるな」と感じることがあった
人は人と比較し、足を引っ張り合うのが多い

「メンドクセー」と感じ、授業を抜け出し
ビルの上で、一人読書にふけっていたこともある

人間関係を保つことより
自分が納得できる生き方をするのが大事だと思い
評価など、後から他人が勝手につけるものだと関心がなかった

今、どうしてこんなにダメな自分になったのかと考えると、過去の自分と比較して
「ファンが欲しい!」や
「多くの人に記事を読んでほしい」といった他者へ向けた願望が、幸せを追求する妨げになっていると感じる

誰も期待していないのに
なぜか自分だけが自分に厳しい
孤独が心を締めつけ、心の中で叫ぶ声がある
「本当の自分はどこにいるんだ?」

周囲の目を気にすることなく自由に生きたいのに
いつも自分の足枷になっているのは
他でもない自分自身だ

周りには人がいるのに
まるで自分だけが取り残されたような気持ち
誰にも理解されない不安や寂しさが
心の奥深くでとぐろを巻いている

時折、全てを捨ててしまいたくなり
ただ自由になりたい
だけど自由が何を意味するのか
考えるだけで恐ろしく
逃げ出した先に
果たして何が待っているのか分からない



文章を上達させるためには
必要な人間関係を築くことが不可欠だ

他人の気持ちに流されず、自分をしっかり持つためには適度な距離感を保つスキルが必要で
気配が気にならない人間関係を築くのも大切ではないかと思う

何かがうまくいかなくなると
人間関係が壊れないように、多くの人と交流し仲良くしたいと思ってしまうが
実際にはそれが自分を幸せにしないこともある

周囲に合わせ社交的に振る舞うと
自分が書きたいことが縛られてしまい
結果的に、読んだことを一週間後には忘れてしまうような内容しか書けなくなる

どんなに水や肥料、日光を与えても
蕾をワイヤーで巻きつけてしまえば花は咲かない
まさにそういうこと

嫌な人が昇進するのも、目標を持ち
何かを捨てて、縛りを減らしているからだと思うわ

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