秋になるとぎっくり腰が増える
と、鍼灸の先生がおっしゃっていました。ちなみに春も多いのですよ。でも秋が一年で最も多いそう。
*夏の冷房や冷たい飲食のとりすぎにより下半身が冷えている。*朝晩と日中の寒暖差。
冷えてこわばった筋肉を急に動かしたときにひきつり、大きな痛みとなります。
同じ職場でもよくぎっくり腰になる人が2人いますが、2人とも冷房ガンガンの職場で素足。
「余計なお世話かもしれないけど、腰のために足首を冷やさないほうがいいよ」と思わず言ってしまいました。
足首が冷えて硬くなると、ふくらはぎのポンプ機能が働かずに血流が悪くなり下半身の冷えにつながります。かかとには腰のツボもたくさんあるし、冷えや湿は足の裏から体に入る。
「腰の悪い人が足首を冷やすなんて、それはもう自傷行為ですね」鍼灸の先生もそうおっしゃっていました。
薬膳では、体を温める生姜やネギ、にんにく、玉ねぎ、かぼちゃ、えび、鮭、鶏肉。骨は腎の担当なので腎を補う山芋、黒豆、黒ゴマ、栗、くるみ、松の実、栗などを積極的にとります。
夏の暑さによる消耗やダメージが秋冬に出てきます。冷たい飲食のとりすぎ、あまり動かないでエアコンの部屋にずっといたなんて夏のすごしかたも影響してきます。
疲れるわ、だるいわ、朝起きられないわ。いつものことと思わずに体と向き合ってみましょう。
さらに今、エネルギーをもっていかれるような過ごしかたをしていると冬の寒さに耐えられない体になります。
米や芋類(さつまいも、じゃがいも、山芋)など体のエネルギーのもととなるものをしっかり補給しましょう。
冬は嫌い、寒いの苦手という人は、食生活と散歩などの軽い運動習慣と早寝を心がけると、冬に冷えにくい体になります。
気候もいいし、食べ物も美味しい秋を満喫しながら、厳しい寒さに耐えられる体をつくっていきましょう。
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