【年始の養生】お疲れの胃と体の冷えに注意
1月1日から5日は、
七十二侯「雪下出麦」(ゆきわたりてむぎいづる)
雪の下で麦が芽を出すころだそう。厳しい寒さのなかで育つ生命はたくましいですね。真冬でも春が育っているのは嬉しい。
年末の慌ただしさから新年を迎えて。喜ばしいことですが、帰省やお出かけなど、休み中のスケジュールも多忙ではありませんか?楽しみなことでも続くと、気疲れも多くなります。
また、連日のごちそうで食べすぎ、飲みすぎで胃腸もお疲れ。
私も毎年、七日の七草粥を待たず、三日くらいからお粥が欲しくなります。
体の冷えからの不調も多いこの時期。
そのためには、胃腸を整え、血流を促し、気を巡らさせる食材に助けてもらいましょう。
*えび
滋養強壮効果に優れ、体を温め胃腸機能を整えます。食欲を戻して体力、気力ともにアップ。冬に弱い腎をサポートするので、足腰のだるさなどアンチエイジングにおすすめ。殻にはカルシウムやタウリンが豊富なので、疲労回復やイライラ解消にも。
*にら
気と血のめぐりをよくして体を温めます。殺菌と抗酸化作用に優れるアリシンが免疫力アップ、風邪予防、体力増強に。
硫化アリルという香り成分が、血流を増やすので、汗をかかせて鼻のつまりをとったり、気のふさぎや冷えによる体調不良に効果を発揮。
寒いので温かい飲み物をとる機会も増えますが、ホットドリンクも体の中に入ると水と同じで、体を冷やしますから摂りすぎには気をつけましょう。
冷え症のかたは、スパイスをうまく使えば体を温められます。ゆずこしょう、七味唐辛子、生姜、シナモンなど。
お鍋の薬味に刻みニラとポン酢、ごま油。またはポン酢➕ゆずこしょうはどうでしょう。
コーヒーにシナモン、紅茶に生姜や黒糖を加えてみたり。
お味噌汁に味噌➕酒粕を大さじ一、ニ杯を加えるだけでも体はポカポカ温まります。
ほてりなど体の中に熱感を感じる人には、スパイスは逆効果となるので、気をつけましょう。
例えば、靴下をすぐ脱いでしまう、布団から足先を出したくなるとか、よく喉がかわく、汗かき、動悸、息ぎれ、イライラ、皮膚の炎症、赤ニキビなどのある人です。
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