質のよい睡眠のための食養生
最近は心身を癒す深い睡眠を目指しています。
今回は薬膳でアプローチします。
血液もふくめ、体に必要な潤いが不足するとぐっすり深く眠れなくなります。潤い不足の原因を知り、補うための食材をとって自然に深く眠れる体を目指しましょう。
①ストレスが過剰
イライラ、カッカして興奮して眠れなくなる。神経の昂ぶりは余分な熱が体にこもっているから。
日々のストレスや偏った食生活は体に熱を生み出します。
→体の熱を冷ます食材を摂ります。
②血が不足して精神が不安定
心配ごとや不安が多く落ち着かない。眠りも浅くなります。
→血となる食材を積極的に摂り血を補充します。
③腎の弱り
精力や生命のエネルギーである腎は加齢とともに弱ります。腎は体内の潤いを作り、体の熱を調整しますから、腎の働きが弱ると動悸やのぼせ、焦燥感などで不眠となります。
→体内を潤す食材と腎を元気にする食材で補います。
おすすめ食材
🔸興奮して眠れないときはキウイ。
体の熱をスッキリと冷ます力があります。おまけにキウイのプツプツした黒いタネは腎を補います。
🔸情緒不安定なときはアサリ。
余分な熱を冷まし心を安定。血をつくり体内を潤します。
🔸眠れない夜はカモミールティ。
体内の熱を冷ますカモミール。止まらないイライラや不安な心を鎮めたり、咳止めや目の疲れにも。
🔸眠りが浅く、よく夢を見るときはなつめ茶。血をつくりざわざわした心も落ちつきます。
🔸黒豆と煮干し(いわし)の味噌汁
お手軽お味噌汁。煮干しと蒸し黒豆を温めて、お味噌小さじ1とお湯200ccに入れます。黒豆は細かく刻んだほうが飲みやすい。小ネギを散らして。
煮干しはカルシウムが豊富で骨や歯を強くして、神経の働きを調節。心を落ち着かせます。
黒豆は腎を養い生命力を補います。血の巡りもよくなります。
🔸牡蠣とちんげん菜のオイスター炒め
不安が強くソワソワして眠れないとき。気持ちを落ち着け安眠をサポートする牡蠣。血を巡らせて精神を安定させるちんげん菜。オイスター(牡蠣)ソースで味付けすれば最強です。
冬に向けて、体の免疫力をあげるためにもぐっすり、たっぷりの睡眠は大切です。意識して安眠食材も摂ってみましょう。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。