著…ポーラ文化研究所 著…いずみ朔庵『ウチの江戸美人』
こんばんは。
美容に興味がある方におすすめの本をご紹介します。
もしも江戸の女性「江戸美人ちゃん」と現代の女性「現代女子ちゃん」がルームシェアをしたらこんな風に盛り上がるかも…? と想像しながら、それぞれの時代の美容文化の違いや生き方の違いを知ることが出来る本です。
イラストや4コマ漫画も適度に使われているので、堅苦しい印象はなく、楽しく読めます。
●高級遊女の間で、紅を何度も重ねる「笹色紅」という塗り方で緑色の艶を出すのが流行した時期があった
(P33〜35参照)
●江戸のメイクは、首は顔より白く、耳まで真っ白に仕上げるのが良しとされていた
(P71参照)
●日本髪は多くの髪飾りを使うが、便利な道具を使い終わってどこかにしまうのではなく、髪に挿しておくという発想のよう
(P83参照)
といった江戸時代の美容事情を現代の美容事情と比較出来て興味深いです。
わたしが一番興味を惹かれたのは、「江戸美人ちゃん」と「現代女子ちゃん」がとっても仲良しなこと!
二人がどういう経緯でルームシェアを始めたのかは謎。
しかし、二人の波長はなぜかぴったり。
お互いの口調がいつの間にかうつったり、一緒にお花見やコスメコーナーへ出かけたりと、素敵な関係性!
お互いに気を使いすぎず、ズケズケと物を言い合うのだけれど、そこにはちゃんと相手に対する優しさが感じられます。
わたしもこういうお友達が欲しいです。
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