著…(株)S&T OUTCOMES、川口拓((一社)危機管理リーダー教育協会)『民間人のための戦場行動マニュアル もしも戦争に巻き込まれたらこうやって生きのびる』
こんにちは。
もしも自分が戦禍に巻き込まれたらどうしよう…と不安な方におすすめの本をご紹介します。
生き残る確率を少しでも上げるためにはどんな行動をすべきなのかをまとめた本です。
戦争は決して他人事ではありません。
たとえば日本人が旅行・留学・仕事のために訪れた外国で戦争に巻き込まれる場合がありますし、日本が他国から攻撃を受ける可能性もありますし、あってはならないことですが日本が戦争を仕掛ける側になる可能性も0ではありません。
非戦闘員である民間人が犠牲になるのは本来あってはならないこと。
しかし、爆撃や銃撃といった攻撃を民間人が受けることも、残念ながらあちこちの国で実際に起きています。
また、攻撃を直接受けなくても、電気・水道といった生活インフラが機能停止したり、パニック買い・供給不足によって生活必需品が不足したり、略奪などの犯罪が増加することが想定されます。
そこでこの本には、開戦前に準備しておくべきこと、ゲリラ・テロ攻撃に遭遇する確率を低くする方法と運悪く遭遇してしまった時の行動、戦場での歩き方、降伏の仕方などがマニュアルとしてまとめられています。
この本に載っているのは、あくまでも架空の国の戦場を想定したサバイバルマニュアル。
しかし、「日本は安全」というのは思い込みに過ぎず、テロ対策も非常に遅れているのが現状。
この本で得た知識を実践する機会が実際に訪れないことを願うばかりですが、いつ何が起きるかは分からないので、覚えておいて損はありません。
わたしはまず、
「RUN」
(脅威から早く離れる。逃げることだけに集中する)
「HIDE」
(武装している人間の視界に入らず、物音を立てない)
「FIGHT」
(逃げらず、隠れることも出来ない時は、武器や防具になりうる身の回りのものを使って相手と戦う)
の三原則をしっかり頭に入れておきたいです。
また、P46〜49に掲載されているように、日頃から「ベースライン」を意識して生活したいと思います。
「ベースライン」とは、いつもある物、いつもいる人、いつもある音や匂いといった、平時の暮らしの基準となる状態のことだそうです。
「ベースライン」を意識していれば、「いつもと違うこと」が起きた時に気付きやすいそうなので、わたしもスマホばかり見ずに、周りの状況を意識して生活しようと思います。