仕事に疲れたときに読み返す本
仕事や人生に停滞感を感じることがあります。
なぜだかこの感覚、定期的に襲ってくるのです。年に数回はあります。
「自分はこのままでよいのだろうか」という漠然とした不安。
今日はそのもやもやを紛らすために、繰り返し読んでいる本を2冊、ご紹介します。
野心のすすめ | 林真理子
林さんご自身がどのようにしてキャリアを積んできたのかを、多少の自虐を織り交ぜながらつづっています。しいて言うなら、エッセイに近い自己啓発書、という位置づけでしょうかね。本日時点ではKindle Unlimited対象みたいです。
印象に残っていることばをいくつか引用しておきます。
きちんと実績を積んできた人の言葉はやっぱり、重みがあるし説得力がある。
仕事が停滞気味で誰かに背中を押してもらいたい、と思ったら読んでみることをおすすめします。
I feel bad about my neck | Norah Ephron
映画『恋人たちの予感』(私が一番好きなラブコメ)や『ユー・ガット・メール』の脚本で知られる、ノーラ・エフロンさんのエッセイ集です。
ファッションや美容の話を軸に、「女性が年を取っていくこと」に対する悲哀を、皮肉たっぷりのユーモアを織り交ぜながら、面白おかしく、ときに切なく、語ってくれます。
ご本人朗読のオーディオ・ブック版もあるのですが、これが良いのよ~。
ノーラ姐さんから直接話を聞いているような気分に浸れます。40代以降の大人女性が、日常英会話のお手本にするのもおすすめ。
私は未読なのですが、阿川佐和子さん訳の日本語版も出ています。どうやら文庫版はジェーン・スーさんが解説を書いていて、絶妙な人選。ガゼン読みたくなってくるわ。
これを読めばキャリアの悩みが解決するのか、と聞かれれば全くそういうことではないです。
モヤモヤすることがあったときに、先輩と雑談で気晴らしをしているような感覚で読んでいます。
「まあ、それなりに長く生きてればそんなこともあるよね」的な読後感。
好きな本はたくさんあるのですが、繰り返し読んでいますと明言できる本というのは意外と少なくて、ぱっと思いつくものがこの2冊しかない…。
映画もそうなのですが、同じ作品を繰り返し鑑賞するよりは新作に目が向いてしまうタチです。
いい加減、量より質にシフトしたいんですけれどね。