依存 弱い心
私の病気のことを唯一知っている彼氏と、しばらく距離を置くことになった。
唯一の安心して一緒にいられる人、体調が悪くなったら落ち着く言葉をかけてくれる人。私は彼に依存し切っていた。
距離を置くことになった建前上の理由は、今は忙しくって私を愛する心の余裕が彼からなくなってしまったから。私は、これは俗に言う倦怠期なのだろうと思っている。彼にとって私が大切な存在ではなくなりつつあるというのは、とても受け入れ難い事実だったけれど、ここで泣き縋るのではなく、今こそ自分を変えるチャンスにするべきだと思い込むようにした。この条約が締結されるまでの数日間、本当に体調不良に悩まされ、横になっていることしかできなかったことは、彼には絶対にばらすまい。私は全く平気だ。
依存から抜け出すための芯を自分の中に作る。これが今の目標になった。
まだまだ夜になると勝手に涙が溢れてくる毎日だけれども、夜だめなら朝頑張ればいい。ちょっとずつだけでも前進していこう。
またいつか会える日に、今よりもずっと強い私になっていられるように。