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ほのぼの通信

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日常の、とても平凡な、その辺にゴロゴロ転がっていて、なんなら見落としてしまいそうな日々の出来事から見つけた「ほのぼの」をお裾分け〜
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あのリンゴの行方

母が庭の木にぶらさげて リンゴを置いていた 「なんでだろう?」 と不思議に思っていたら 朝食をとっている際 何の気なしに窓の外を眺めたとき その理由がわかった 野鳥が遊びに来ていて リンゴをむしゃむしゃ食べていた 中々に良い、食べっぷり リンゴを頬張る鳥さんの近くで もう一羽 ピーピー鳴いている鳥がいて 何してるのかな〜? 「お前ばっかりずるい!」 と言ってるのかな? なんて考えていたら しばらくすると リンゴを頬張っていた鳥さんが パタパタと木の上の方に移動し

提案された、レターパック20枚

買い物ついでに乗せて欲しいと言われ 母を助手席に乗せ 70さんで走っていると 僕のスマホに1件着信が 運転席のマグネット式スマホホルダーに ぱこっとくっつけてあったので スマホの画面が助手席の母にもしっかり見える 相方ではない女性の名前からの着信に 「電話来てるよ?誰この女性?」 と少し不安げな顔で母が聞いてくる 僕は思わず笑ってしまった 「今、人生最大のモテ期かもしれない」 そう答えると 母はポカーンとした顔をした 安心して欲しい もちろん、不倫相手では無い 電話

懐中電灯でおばあちゃんに照らされた、帰り道

仕事の帰り道で出会った 素敵なおばちゃんがいる そのおばあちゃんとは 仕事の帰り道でちょこちょこ会うようになり 仲良くなって、よく話すようになった 珈琲が大好きで、毎日飲むとのことで 焙煎した珈琲を持っていたら とても喜んでくれた 手相を見るのが得意で 会う度に見てもらっていた そのおばあちゃんの言うことが かなり当たっているので 僕はそのおばあちゃんに会うのが いつもとても楽しみだった (意外とそういうの、信じるタイプ) ところがここ最近は ずっと会えていなかった

僕が今、とっても欲しいもの

転職を機に、ご高齢の方と接する機会が増えた 人生の大先輩とお話できる事が いつもとっても嬉しい そんな中、僕の左手薬指にある 結婚指輪をチラリと確認した後 よく聞かれる質問が 「お子さんはいるの〜?」 である もう笑ってしまうほど 毎回毎回聞かれる 「ご出身はどちら?」と 張るぐらい聞かれる その都度、いないことを説明すると 「あら、まだなのね〜。でも楽しみねー!」 なんて話が続き 人によっては 「男と女を産み分ける方法があってな」 なんて熱く語ってくれるおじいちゃん

相方がボケても、多分僕は気づけない

夕日が沈んできたので 「そろそろ帰ろうか〜」 相方に声をかけ、自転車を走らせた 1月。日が沈むと ぐっと寒くなるので その前に家に帰りたかった 「天気もいいし、自転車でどこかへ出かけたい」 そんな相方からの呼びかけで 久しぶりに夫婦二人で 自転車を30分程走らせて 近くの河原へ向かった 河原では、話すわけでもなく 各々にすきな時間を過ごした 僕はベンチに座って、読書 相方はシートをひいて、ヨガ 何か特別なことをしてる訳ではないけれど こういう時間をほのぼのと過ごせる

僕は東京を、持て余している

僕は、地方出身者 大学進学と共に上京し そのままこっちで仕事に就き、結婚し 今も「東京」に住んでいる 地元へ帰った際 久々に会った友人に 「東京では、休みの日どんな風に過ごしてるの?」 と聞かれたので ここ最近の過ごし方をよくよく思い返し 「週末には珈琲を焙煎して、日向ぼっこしながら散歩して、河原で珈琲飲んで、ジムで筋トレしたりしてるよ」 なんて答えたら 「お爺さんなの?」 と、大爆笑された 「東京の人ってもっとこう…オシャレなカフェに行ったり、Barに行ったりって

繋がっていないから、感じた"繋がり"

ここ最近、僕の推し "コインランドリー のおばあちゃん" にめっきり会えていなかった 仕事の都合で、僕が毎日通っていた時間に おばあちゃんのコインランドリーの前を 通れなくなってしまったことが原因 たまにジムの帰りに 運良く会えることもあったが それもここ最近、ずっと無かった おばあちゃんの明るく パワフルな笑顔に いつも癒されていたので、少し寂しい そんなある日、相方が 仕事用のタオルを乾かしに コインランドリーに行った その日はコインランドリーの掃除をしに ちょ

方向音痴の、良いところ

僕はとっても「方向音痴」 どのぐらい方向音痴かと言うと 家に向かって帰るのに 一本道を外れて歩くと、もう迷子になったり 実家近くのスーパーに車で行き 買い物して、帰ろうとすると 車の場所がわからなくなり さまよったり 会社近くの地下鉄の出口から出たいのに 毎回違う出口から出たり… 友人にも「ちょっと真面目にやって?笑」 と笑われるのだが どうにもこうにも 方向感覚だけは欠如してる模様 それで悩んだこともあったのだが ここ最近は、もはや自分のメリットかも なんて思っ

ほのぼのを見守る、朝の通勤

今年の6月、転職をして 職場が徒歩で通える場所になった かれこれ12年程 満員電車にもみくちゃにされながら くる日もくる日も仕事に向かっていたため 「歩いていける距離ってこんなにストレスフリーなのか!!」 と驚愕した おかげさまで これまた日々の「ほのぼの」が はかどるはかどる 朝、上機嫌で通勤していると ちょうど近所の小学生の 登校時間とかぶることに気づいた ランドセルに 黄色のカバーをつけている 恐らく小学一年生と思わしき男の子が 何度も何度もふりかえり お母

お願い上手になっていく、おばあちゃん

月一で会いに行っている おばあちゃんがいる 親戚では、ない 元々は友人の知り合いで 「ボーノ、絶対好きだと思うから一緒に遊びに行こう」と言われ 「いいよ〜」 と二つ返事でついて行ったのが そのおばあちゃんの家だった きっかけをくれた友人は 2年前、九州の実家に戻り 月一でおばあちゃんの家には 一緒に行けなくなった そこからは、僕の相方が 友人とメンバーチェンジし 一緒に通っている もはや、元々なんの接点もない夫婦が 月一で会いに行っているという 不思議なご縁。笑 で

道端で出会ったおばあちゃんに告げられた、長期的ビジョン

仕事からの帰り道 たまには親戚のおばさんに連絡してみよう〜 と電話しながら、ふらふら歩く 普通に帰ると近すぎて 6分で家に着いてしまうので。笑 わざといつもと違う道を歩き ふらふら散歩しながら おばさんとお互いに近況報告 電話を終え、さて帰ろう と通った道は いつも通る一本隣の、細い道 すると目の前に 小柄で可愛いらしい顔をした ミケ猫が… 猫が大好きな僕は 思わず笑顔がこぼれ その猫が、そそそ〜っと 右斜め前の家の塀に入っていく姿を 一人そっと眺めていた すると、

消えた自転車の行方

転職後、職場は歩いて6分の場所になり 自転車に乗るほどの距離ではないのだけれど 仕事柄、ハイエースで毎日送迎があるので 道を覚えるため、自転車で通勤し 仕事の帰り道 送迎コースを自転車でひと回りし 家に帰るというのが ここ最近の日課となっていた そんなある日、事件は起こった 朝、いつも通り 自転車に乗ろうとしたところ 僕の自転車が、無い え!?自転車どこに行った? もしかして、盗まれた!? 僕はパニックになった いつも自転車を停めていた場所に 自転車の姿、形が すっ

焦る自分を、ほのぼのする方へ

もう随分会っていない友人に 二人目の子供が生まれたことを 久々に更新されたSNSを見て知った 「そうか〜二児の父ちゃんか〜」 と、勝手にじーんときてしまった 同い年でも、まったくもって 違う人生を歩んでいる友人 子供が二人いても おかしくない年齢なんだもんな〜 と、改めて実感 僕ら夫婦は、身体の事情もあり 夫婦二人で生きていくことを 数年前に、決めた 決してマイナスには、捉えていない 今回の人生は、お互いに やりたい事をやろう! そして、自分達の大切な人を しっか

お腹のほのぼのを、取り戻せ

転職してから、毎日送迎で人を乗せ ハイエースを運転している まだ一人ではなく、職場の先輩方に 同乗してもらいながら運転している 安全な運転ができているかの確認と 道を覚えるサポートをしていただいている 同乗してくれる先輩は 日によって ルートによって 違う そんな中 今朝、あることに気づいてしまった… ある先輩と一緒に ハイエースに乗る日の朝 僕は必ず、腹を下す (唐突に汚い話、ごめんなさい) 単純な話、緊張するのだ 悪い人ではないし なんならとても細かく アドバイ