【適応障害になった大学生】 完璧主義
ある日、尊敬する大人から「完璧主義」だと言われた。
そこで初めて、自分のそういう認知に気がついた(遅い)。
やるからには100点がほしい。1番になりたい。
でも、100点を取れた記憶も、1番を取れた記憶もほとんどない。
だから私は、周りの優秀な人たちと自分を常に比べて、「まだ足りない…!まだ足りない…!」と努力を続けてきた。そして壊れた。
「勉強は贅沢だから。」と小学生の頃、塾の先生に言われた。
大学という恵まれた環境で学ばせてもらえているから、手を抜くことは自分が許さなかった。
世界には学びたくても学べない子どもたちがたくさんいる。今も戦争下にいる人もいる。日本でだって、いろんな理由から進学を諦めた人たちがいる。そんな中で、自分は望む場所で好きなだけ学ぶ自由を与えられている。死ぬ気で取り組むことしか自分にはできないと思ってきた。
私は一体なにをそんなに大きなものを背負ってまで生きているのだろうと、ふと思う。
カウンセリングを受けていると、知らない自分や矛盾した感情に出会うことがある。
自分の過去を、再解釈して受け入れていく作業。
これは簡単ではない。セッションのあとは、ヘトヘトで寝込んでしまう。
だけど、「完璧主義」という認知の歪みを是正すれば、それは強みになるはずだから、私はもっと私を知りたい。
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