子どもは40000回質問する!?「質問力」や「好奇心」を鍛えるなら、なぜなぜ期の子どもに学べ
子どもは質問の天才だ。「なんで空は青いの?」「いまは、『朝』?」「ウシがおならを1年間ためて、大きいのを1発したら宇宙まで飛んでいける?」。
人間の子どもは、2歳から5歳までに、4万回もの質問を繰り出すらしい。ならば、大人の私たちも、子どもの「質問力」や「好奇心」に学べるところがあるのかも。
今回は、子どもの「好奇心格差」が経済格差を生むというショッキングな仮説を立てた『子どもは40000回質問する』や、科学者たちが子どもの質問に真摯に答える『世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え』をもとに、子どものあふれる好奇心の源泉をさぐります。
質問力があれば、きっと、仕事の雑談だってうまくできるし、
好奇心があれば、日常がもうちょっと楽しくなる…かも?
しかも、どうやら「好奇心」というのには、2種類あるらしく……
▼紹介した本
▽今回のトピック
最近感動してる?/食べ物と猫しか出ないYouTube/フィルターバブルを打ち破るのは「質問」かも/「いまは朝?」と問う息子/かつて自分が不思議に思ってたことがきっと載ってる『世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え』/『子どもは40000回質問する』ってやば/2〜5歳児、1時間に100回以上質問するらしい/名質問「ウシが1年間おならを我慢して大きいのを一発したら宇宙まで飛んでいける?」/好奇心は2種類ある/拡散的好奇心・知的好奇心/バカな答えはあるけれど、バカな質問はない/質問するための3つの方法(語り手:ニレ、おじー、はるにゃ)
▼「こども力?」を考える旬感本5冊
『センス・オブ・ワンダー』
レイチェル・カーソン(著) 上遠恵子(訳) 新潮社 1996『ことばのしっぽ - 「こどもの詩」50周年精選集』
読売新聞生活部(監修) 中央公論新社 2023『子どもは40000回質問する
あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力』
イアン・レズリー(著) 須川綾子(訳 ) 光文社 2022『世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え
: 100の質問に100人の第一人者が答える』
ジェンマ・エルウィン・ハリス(編) 西田美緒子(訳)
河出書房新社 2023『想像力 生きる力の源をさぐる』
内田伸子(著) 春秋社 2023
●『センス・オブ・ワンダー』
レイチェル・カーソン(著) 上遠恵子(訳) 新潮社 1996を紹介しています↓