雨の日も楽しい! 昭和記念公園で「紫陽花さんぽ」
関東はまもなく本格的な梅雨の時期を迎えますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
きょうは、雨の日にも楽しめるフォトジェニックなイベント「紫陽花さんぽ2024」を開催中(~7月7日)の昭和記念公園をご紹介します。
視界が緑色に染まる「水鳥の池」
立川市と昭島市にまたがる広大な敷地を有する昭和記念公園には、5つのゲートがあります。今回は、青梅線の西立川駅より徒歩2分の「西立川ゲート」から入場しました。(園内マップはこちら)
ゲートをくぐり抜けて最初に現れたのは、約5haもあるという「水鳥の池」。池の淵に立つと対岸の樹々が水面に映り、視界は緑一色に染められます。その中を悠々と進む一艘の足漕ぎボート。園内を流れるゆったりとした時間に、肩の力が抜けていくのを感じました。
紫陽花のフローティングフラワー
池の東側にある「ふれあい橋」を渡って広場を抜けると、今回の目的地である「カナール噴水」が現れました。その先に伸びる全長200mの水路にも、4つの噴水が並んでいます。視界の彼方まで広がるのは、まるでヨーロッパの宮殿を思わせるような優雅な庭園です。
噴水の正面には、色とりどりの紫陽花を浮かべたフローティングフラワーが飾られています。可愛らしいウサギやリスのオブジェが花に埋もれるように顔を覗かせているので、現地を訪れた際はぜひ探してみてください。
噴水の周りには、紫陽花の柄をプリントした傘がディスプレイされていました。イベント期間中、この傘は各入園ゲートで無料で借りることができます。雨が降っていなくても、フォトジェニックな写真を撮りたい方はぜひ利用してみてください。イベント期間限定メニューのフローティングソーダ(販売は西立川口売店のみ)も美味しいのでおすすめです。
満開の紫陽花とスカシユリ
昭和記念公園には、60品種約9,000株の紫陽花が植栽されており、この時期は園内各所でさまざまな紫陽花を楽しむことができます。ふれあい橋北側の小道を入ったところにある斜面では、アメリカ原産のアナベルが美しく咲き誇っていました。
「水鳥の池」の東側の小道を入ったところでは、色とりどりのスカシユリが咲き乱れ、まるで踊りでも楽しんでいるかのよう。
はじめて訪れた昭和記念公園は想像よりもはるかに広く、1時間半の滞在で回れたのは敷地全体の2割ほど。それでも豊かな緑と季節の花々に囲まれて過ごしたひとときは、慌しい日常に慣れた心をスローダウンさせてくれました。
四季を通してさまざまな植物が楽しめる昭和記念公園。次回はもっと、ゆっくり時間をかけて巡りたいとおもいます。
文・写真=飯尾佳央
撮影日=2024年6月17日
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