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財政は「弛緩した」のか?=非伝統的政策の副作用として

 日銀が過去25年間の金融政策運営をまとめた「多角的レビュー」によると、大規模緩和な金融緩和の下での国債買い入れや低金利継続が「財政規律の弛緩につながった」(65ページ)との指摘があったとされます。個人的には、「弛緩しやすい」環境をもたらしたものの、実際の弛緩度合いを測るのは難しく、深刻に懸念する副作用ではない、と考えます(補足あり)。

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