「身内の介護」と「身内の片付け」、根っこは同じみたい。誰かを頼ろう。
先日の記事にコメントを頂き、その中で本をご紹介いただいたので、ちょっと興味が出て拝読してみました。
ご紹介いただいたのは介護問題の本。それも、「自分で介護するのではなく誰かの力を借りて行う(自分はなるべく手も金も時間もかけない)」というスタイルの介護。
端的に言うと、
「親の介護に関しては誰しも『子供である自分が完璧にこなさねばならない』という呪いにかかっているが、絶対に誰か第三者(公的機関など)を交えて適切な距離を置きつつ事に当たる方が上手くいく」というもの。
今回この2冊を拝読して、片付けも介護も根っこのところは一緒なんだなぁとつくづく痛感しました。
「昔はそんなことは全て身内でなんとかしていたのよ」と仰るなかれ。
昔はそういうサービスがなかっただけですよね。
昔の人だって、そういうサービスがあったら絶対に利用したかったに違いないですよ…。
この2冊の中に口酸っぱく書かれていたのですが、
「介護のプロだって自分の親の介護はできない」とありました。
これはまさしく真理!
私も、自分が「当事者として」義実家の片付けをしたことがあるのですが、本当に泣きたいくらい辛かったのです。仕事で片づけを何軒も経験していて自信があったにもかかわらず!
身内のトラブルは、身内だけで解決しようとしてはいけない。
必ず第三者を立ててやった方が、遠回りなように見えても、結果的に誰もが満足いく形で収まる。
しかし、介護なら「自分はプロじゃないから他人にお任せする」という選択がまだ取りやすい気がします。
しかしこれが片付けとなると「自分でも何とかなる」「何とかしなきゃ!」「人に見られるわけにはいかない」と思うのか、身内だけでやろうとするケースがまだ多いですよね。
他人を頼っていい。それは介護も片付けも同じ!
…しかし、かといってなかなか頼れない人も多い。
そういう人は、若い内から他人に頼る癖をつけておく必要もある。
これもまた、真理!
私に家事代行を頼んでいるお客様は、「まだ判断能力のあるうちに、他人に頼る練習をしている」と仰いました。これってすごいことなんですよね。
もし「本当に介護が必要な状況」になった時に、赤の他人を家の中に入れるのは恐怖だろうと想像できます。
だからこそ、小出しに他人に頼る癖をつけておかねばならない。そしてそれが大変難しい…!
人間関係にも苦労するでしょうし、なによりお金も必要。
でも、いざという時のために早い内から行動しないといけないコトなんですよね…!
介護も、「まだ若いし自分で動けるし」と遠慮せず、早い内から包括センターなどに繋がりを作っておくといいですよ!という話が載っていました。
気が乗らない、まだ動けるのに申し訳ない、などなどあると思いますが、何事も早めがいいってことですよね。
それに、「動けなくなってから」では遅い。
いろいろ勉強になりました(*´ω`*)ありがとうございました!
今後もおすすめされた本はなるべく目を通していきたいと思います!
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