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子供の不登校でお悩みの方へ。不登校、中卒ヤンキーから看護師になった私のメッセージ

こんにちは。

タイトルにもある通り、私は元不登校児でヤンキーでした。

小学校で同級生や教師からいじめられて学校へは行きたくなくなり、
小学五年生頃から不登校になり、中学はほとんど行かないまま停学を繰り返して辞めました。

高校にももちろん行かず、16歳からアルバイトをしてきました。

何度も家出を繰り返し、警察にもたくさんお世話になりました。

この間、両親とはかなり揉め、何年も家庭崩壊のような状況が続きました。

そんな私ですが、社会人から看護師になり、現在は結婚して1児の母になりました。

遠回りしたものの、人より少し長めの社会経験を通してやりたいことを見つけ、結果的に自分も家族も幸せといえる状況を叶えることができました。

この記事では、私の経験を元に、
「あなたならお子さんが不登校でも大丈夫」
な理由について解説します。

学校に行きたがらないあなたの子供は正しいのかもしれない

まず、

「学校に行きたがらないあなたの子供は正しいのかもしれない」

ということをお伝えします。

今の学校での集団生活、教育システムは古く、偏っています。

残念ながら、それは全ての子供に合うものではなく、中には合わない子もいるでしょう。

私も、子供ながらに

「なんでみんな一緒の行動をしないといけないんだろう?」

「なんで1番の人だけが褒められるんだろう?」
 
「なんで興味のないことも覚えないといけないんだろう」

そう疑問に感じていました。

また、近年いじめ問題がよく取り上げられていますね。

私もいじめられる側を経験しましたが、

まだ精神発達途上の子供達は、群れを作ったり、群れで誰かを攻撃したりして自分達を確立させようとすることがあります。

元々はいじめる側じゃなかったけど、身を守るためにいじめる側に入る子もいれば、

優しく繊細で、いじめの標的になってしまう子もいるかもしれません。

また、当事者でなくても、そのようないじめが起きている現状にストレスを感じている子もいるかもしれません。

そのような異常な状況下で、あなたのお子さんが学校に行きたがらないのだとしたら、それはあながち間違いではないのです。

あなたのお子さんは、人よりも繊細なのではないでしょうか。

もしかしたら、幼いながらも、学校や学校での人間関係に対して違和感を感じ、

「何かがおかしい」

と感じて行きたくないと思っているのかもしれません。

学校に行けなくても大丈夫な理由

子供が学校に行かなくて大丈夫なのか不安に感じている方もいらっしゃることでしょう。

私からすると、人生という長いスパンで見ると、学校に行けなくても問題ないと感じています。

私は小学校からずっと不登校で、非行にも走りました。

しかし、社会経験を通して夢を見つけ、中卒から看護師になり、結婚も出産も叶えることができました。

おそらく、我慢して真面目に学校に通っていたら、看護師になりたいとは思わなかったでしょう。

きっと、なんとなく進学し、なんとなく就職していたのではないかと思います。

私は、

「いじめに遭う」という辛い経験をしたから人の痛みが分かるようになり、

16歳から自分で稼ぐという経験をしたから仕事の厳しさ、大変さ、ありがたさを学ぶことができ、

色んな職業に触れる事でやりたいことを見つけ、叶える力を養うことができたのです。


すなわち、私にとっては学校に行かなかったことで自分らしい人生を築くことができたのです。

また、私は看護師になるために高卒認定を取り、看護学校に入学するための勉強をしました。

しかし、中学以降の勉強が社会生活で活かせる場面はほとんどありませんでした。

因数分解、三角比、古典、英文法…
どれもこれも、テスト以外で活用できることはありませんでした。

反対に、小学校の勉強だけは、どんな仕事に就いても常に求められました。

漢字の読み書き、お金の計算、混ぜてはいけない洗剤の種類(笑)など…

しかし、社会人になる頃には、小学校の勉強なんてスムーズに理解できるようになります。

私は小学生の頃から成績はクラスでビリの方でしたが、6年分の勉強を理解するのにさほど苦労はしませんでした。

こういった経験を振り返ると、

学校に行かなくてもやりたいことは見つけられるし、勉強ができなくても仕事はできる。

学校に行かなくても、大丈夫。

そう感じるのです。

子供はコントロールしようとすると反発する

子供を学校に行かせたい、幸せになって欲しい、と躍起になるほど、お子さんが反発して困っている方もいるかもしれません。

私の母も、当時はなんとか私を学校に行かせようと様々な対策をしていました。

しかし、私はそうされればされるほど、
干渉されれば干渉されるほど、
逃げたい気持ちが募っていきました。

車で学校に送っていかれた日には、校門から入って裏門から逃げました(笑)

朝「今日は学校に行きなさい!」と言われる前に、
1日分の食料を持って屋根裏に隠れました(笑)

そのうち、どうにか学校に行かず、親とも喧嘩しなくて済むように、家出をするようになりました。

しかし、親が私をどうにかしようとすることを諦めたとき、私は自分の将来について真剣に考えるようになりました。

今まで学校なんて絶対に行きたくないと思っていたのに、

夢を叶えるために絶対に看護学校に入りたいと思うようになりました。

全ての事例に当てはまるわけではないかもしれませんが、

「なんとかして学校に行かせたい」

というコントロールの視点から、

「この子を信じて任せよう」

というスタンスに切り替えることで、良い方へと流れるきっかけになるかもしれません。

「北風と太陽」の太陽でいること

最後に、

「北風と太陽」のお話を例に挙げさせてください。

北風と太陽は、どちらが先に目の前にいる旅人のコートを脱がせられるか競います。

北風は、自信満々に冷たい風をふかせ、旅人のコートを脱がせようとします。

しかし、旅人はコートが脱げないよう、強く襟を握りしめます。

冷たい風で吹き飛ばせると思ったものの、かえって旅人は心を閉ざすようにコートに身を隠してしまいました。

一方、太陽はサンサンと輝き、その暖かさをさらに増大させました。

するとポカポカ暖かくなった旅人は、すんなりとコートを脱いでしまったのです。



これを、今あなたが抱えている悩みに置き換えてみてください。

あなたのお子さんが旅人だとしたら、あなたは北風と太陽のどちらを選びますか?


「学校に行って欲しい」

「学校に行かせたい」

と無理に動かそうとする北風か、


「この子を信じて見守ろう」

と暖かく微笑む太陽か。


お子さんの幸せを思えば思うほど、
こうして欲しい、ああして欲しい、
という気持ちが出てきますよね。


しかし、もしかしたら、お子さんが学校に行けないのは、目に見えない圧力が原因なのかもしれません。


現状を変えたいと思うなら、一度肩の力を抜き、勇気を持って、お子さんのやりたいようにやらせてあげてみると良いかもしれません。

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