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映画『お嬢さん』感想
久しぶりに『お嬢さん』を見返した。
2時間半の長尺でありながら、テンポの良い屁集と流れるようなカメラワークによって、あっという間に鑑賞してしまった。
見ていて思い出した作品があったので
備忘録的にまとめておく。
似ている作品
ヘイトフルエイト
・二部、三部構成となっている。
・物語の展開に類似性がある。
・そういえばパクチャヌクとタランティーノは、
バイオレンスを描いたり、斬新な演出をする点で結構似てるかも。
スコセッシ、スピルバーグの作品
・流れるようなカメラワーク
・暴力描写がきついところ
マッドマックス怒りのデスロード
・家父長制から逃れる女性たちの連帯という点で類似している。
・男性キャラクターが、女性たちにそれとなく手を貸している(マックス、藤原伯爵)
犬が島
・「海外の人から見たニホン」を描いており、日本人からすると少し違和感のある描写となっている。
・両作品とも、緻密な画面構成や計算しつくされたカメラワークを感じさせる
パラサイト半地下の家族
・貧しい人が身分を偽って、裕福な家に入り込む
・たまたま同時期に同じような作品が韓国で作られたのには、何か理由があるのだろうか。
ソルトバーン
・身分を偽って裕福な家に入り込む主人公
・こっちはパラサイトの影響なのかもしれない
アルノルフィーニ夫妻像
人が鏡に映りこむ構図が全く同じだった
不許複製(複製禁止)
玉子と秀子が全く同じ後ろ姿で並んでいる構図が同じ。
ほかにも絵画のモチーフが潜んでいるのかもしれない。
007ドクターノオ
黒い皮手袋をつけながら食事をとる場面。どこか不気味さを感じさせる