mRNAワクチンの納期短縮
最先端技術の凄さより、納期短縮に成功したことの方に衝撃を受けた。
プライムデーで買った『mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来』を読み終えた。
数日前に紹介した時はまだ3割程度しか読み進めていなかったので、その判断の早さに驚いたものだったが、読み終えた今はそれよりも無茶苦茶な日程の方に衝撃を受けている。
新しいワクチンは完成してそれで終わりではない。むしろ本番はそれからである。
まず毒性試験といってラットによる実験をしなければいけない。人と同じくインターバルを設けての複数回投与。しかも人への回数+1と定められているため、3回投与する必要がある。
もちろん投与して終わりではなく、各臓器組織に異変の兆候がないかどうかを顕微鏡で検査し、それを決まった形式の報告書にまとめなくてはいけない。ワクチンの効果を確認でき、かつ重大な副作用が無いことを確認できて初めて人間で評価できるのだ。
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