『くずのはやまのきつね』 大友康夫 さく 西村繁男 え 福音館書店
“お米”
昔話、民話、民謡、 田植え、稲刈り、それにまつわる季節のこと、動物、労働の話、歌もうたわれる。
それくらい、民にとっては生きる上で欠かせないもの。
“お米”🌾
糸島二丈鹿家の地域にある、初潮旅館に5月の こどもの日に《はつしおとしょかん》がオープンします。先ずは、“”絵本マルシェ“”。
あたなの思い出の絵本を、みなさんにもシェアしてみませんか?
皆んなでシェア♡
そんな絵本を寄付していただいてもらっています。
この本を寄付してくださった理恵さんは、無農薬で、古代米や多種のお米を作っています。 畑もあり、そして、マルシェを開催したり、とにかく、細い体でエネルギッシュに飛び回り、実践して行かれる方。
大切な種を未来に残すために。。
何年も米がとれないことがあった、くずのはやま。米が取れなければ、あわやヒエを食べて、それもなければ、葉っぱや根っこを食べていた。
爺様が言う。
“くずのはやまのキツネが嫁入りする年は、たくさんお米が取れる”
たみぞうとごさくが、キツネを探しに山に入って行った。
雪の深いある日のこと、奥に進んでいくと、、
年寄りキツネが話していた。
“来年秋に、孫娘が結婚するからよろしく”
2人は帰ってから、みんなにその話をするも信じてもらえなかった。
晴れていながら雨が降っている時には、ねずみが結婚式をしている。とか、そんな昔を聞いたこともあったりして、語り継がれるものの面白さ、意味深さを感じます。
田んぼに水が入ると、田植えの季節。
夏の草取りは精がいる。今は、機械で耕したり、除草剤をまいたり、、でも、昔は何にもない。 無農薬とわざわざ言わなくても、全部無農薬。
安全安心だった。その分、人手と体力、根気がいる。だから、子供も加勢する。
“口を動かすでねぇ、手を動かせ”
絵本の中のお父さんは、子供たちにいう。
生きるために、食べるために。
だから、雨や嵐が吹き荒れてお米がやられそうになると、子供も真剣に叫ぶ。
“大事に育てた稲を、一本だってやられてたまるか! きつねよ、嫁入りを辞めないでくれ!”
叫び。 生きるために叫ぶ。
お米が黄金色に染まっている。
収穫ができる。喜び。
キツネさん、無事に嫁入りしたんだね。 おめでとう㊗️
豊年祭🌾
収穫を祝う祭りは世界中にある。歌って踊って、喜びを皆で分かち合う。
“”食べる“”
そのために、生きとし生けるものは日々をおくる。 何を食べるか、どうやって作っているか、見えない部分が多いから、簡単に捨てる。
見えるものから、少しでも良い、大切にする気持ちを育むために、手や足を使い、育てていきたい。