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「いえ、もうこの子には本を読んで欲しくないんですよ」と母親に言われた娘の末路

本で破産する覚悟はできていませんが、本が好きです。
こんにちは、永遠の図書委員ユルワです。

タイトルの言葉は、今を遡ることウン十年前
当時高校生だった頃に遡る。

高1だったか、高2だったか
それくらいの年頃の夏休み前の担任を交えた三者面談での出来事だ。

当時の私は、と言うか当時も読書中毒であり、まともに学校へ通っていた理由が、学校の図書館の充実ぶりだった。

そんなわけで毎週のように大量に本を仕入れては、馬車馬のように本を読み進めていく・・・そんな地味だけど、ブルドーザー的な高校生活を送っていた。

それに対して母親はあまりいい顔をしなかった。

「勉強しなさいよ」

「そんなに本ばかり読んでたら、目が悪くなっちゃうでしょっ(怒)」

まあ、子を思うあまり心配性的な発言になるのは、母親の常なのだろう。
大人になった今となっては、口元がほころぶ程度に受けとめられるが、当時反抗期真っ盛りのザ・思春期の10代の私には、いちいち腹立たしくてたまらなかった。

そして、その三者面談での発言につながるのだ。
教師は「ユルワさんはたくさん本を読んでいて、素晴らしいですね」とポジティブな評価をしてくれていたのだが、母はその発言を聞くやいなや、教師の発言全否定で

「いえ、もうこの子にはあまり本を読んで欲しくないんですよ!」

とのたまった。もう、書いていて笑ってしまったw

当然だが、私が読書をやめたことは無く、その後も、高校卒業後も、社会人になっても今に至るまで、読書だけウン十年と続けている。

そして中年になり、明日がアラフォー最後の年齢になるのだが、視力は乱視も加わりますます低下中。

仕事でアクセサリー作りをしていても、細かいところを見るのがキツくなってきてしまった。

これはメガネを買い換えなくては・・・と更なる出費にうんざり気味の今日この頃。

確かに母親の心配通りになったが、その反面、読書によって私は多くのことを吸収し、どれだけ心を支えられたかしれない。

どうだ、視力と引き換えに読書が与えてくれたことは大金だぞ!

と母親に行ってやりたいが、その母も数年前に他界してしまって、この世の人ではない。

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