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なぜか古本屋で古文が読みたくなって衝動買いしてしまった話
本で破産する覚悟はできていませんが、本が好きです。
こんにちは、永遠の図書委員ユルワです。
少し遅くなりましたが、
あけましておめでとうございます。
2025年は本を中心にした発信活動に
さらなる力を注いでいきたいと思いますので
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
今回は去年のことになってしまいますが、
今年の読書のテーマでもあるので
よろしければお目通しいただけるとうれしいです。
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その日、私は唯一入っていた忘年会のため、高田馬場駅へ向かった。
待ち合わせの前に、早稲田のお寺にお守りを返しに行ったので、そのまま早稲田通りを高田馬場へ歩くことに。
御存知の通り早稲田は学生街。学生街に何があるかって言うと、古本屋さんである。都内の古書店街といえば神保町が真っ先に挙げられるけれど、実は早稲田通りも古書店街なのだ。
実際に歩いてみると、古書店よりかは飲食店のほうが目立つ。
しかも近年は中華、東南アジアなどアジアの街角と見まごうような町並みに変貌している。コレデイイノダ、私はどちらも大好物だから。
早稲田通りを歩くたびに、ついつい入ってしまうのが五十嵐書店。
老舗の古書店ではあるものの、二代目主人の発案で表参道にありそうなセレクトショップが如きシンプルでモダンな店構えである。
(外観の写真を取り忘れたので、公式サイトで御覧ください)
本をテーマにこうして発信活動をしている身であれば、理由などいらない。
「本屋がそこにあるから、本屋に入るのだ」とカッコつけながら、書棚を物色。最近は洋服屋を見るより、本屋でこうして背表紙を見ている方が楽しい。
今回自分でも理由がわからないのだけれど、手に取ったのが『雨月物語』
古典である。
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本をパラパラめくってみると、原文と現代語訳、そして語学書のように語釈までご丁寧についている。
そして直感的に「古文に触れたい」と思った。だからこそこれだけ至れり尽くせりの編集であれば、読み進められるはず。
しなやかに言葉が進む古典日本語から、文章の書き手として何かを学びたいのだろう。そんな気持ちが後押しして、雨月物語を買うことにした。
少しずつ、一節ずつ、音読しながら味わうように読んでいきたい。
いつ読み終えるかなんて、考えない。そんな本が一冊くらいあったって良いんじゃないか。そう思っている。