受験勉強ラスト60日の勉強法(1)
はじめに
受験までのラスト60日で意識すべき3つのポイントは、ズバリこれです。
①モチベーションの維持
②弱点の克服
③試験の受け方の練習
ラスト60日で、第一志望校の合格を確実なものにできるように、順番に解説していきますね。
モチベーションの維持
「モチベーション」とは、「やる気」や「意欲」のことを指します。受験前の大切な時期に、モチベーションを維持できるかどうかは、とても重要な要素です。
モチベーションを維持する方法として、私がこれまで多くの生徒さんにおすすめしてきた方法があります。この方法は、私自身が受験生の時に実際に行っていたものです。
それは、画用紙に片面50マス、両面で100マスの表を書き、勉強時間を記録していくという方法です。
八つ切りの画用紙を用意して、両面にそれぞれ縦5マス、横10マスのマス目を書きます。この用紙の左上から下に向かって、1時間勉強する毎に1マスずつ「✕」をつけていきます。
一番下のマスまで「✕」がついたら、一列右に移動し、また上から下に向かって同じように「✕」をつけていきます。
次に「✕」をつけるペンの色ですが、5色の色ペンを用意し、下記のように、英語は赤、数学は青、国語はオレンジ、理科は緑、社会は紫、などというように、自分で科目ごとの色を決めます。
そして、下記の図のように、勉強した科目の色で「✕」をつけていきます。1本の斜めの線を30分とし、英語を1時間やった場合は赤で「✕」、社会と理科
を30分ずつやった場合は紫で「\」緑で「/」というような形で線を書きます。
また、「今日はここまでやった」ということが分かるように、その日に最後に引いた線の終わりの部分に日付を書き込んでいくとよいでしょう。このような形で勉強時間を記録していくと、下記のような表になっていきます。
勉強時間を記録し「可視化」することで達成感が得られます。この達成感がモチベーションの維持につながります。
弱点の克服
志望校合格の確率を高めるためには、弱点克服のために科目ごとの苦手な分野をリスト化し、計画的に取り組む必要があります。
しかし、ついつい得意な科目・分野の学習に時間を使っていて、苦手な科目・分野の学習にはあまり時間を使っていないという受験生の方もいます。
50マスの表で、科目ごとの学習時間を把握することができますので、「気づいたら苦手科目の学習に時間を使っていなかった」というようなことが回避できるでしょう。
次回、「試験の受け方の練習」について解説させて頂きます。