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No.1『バジリスク~甲賀忍法帖~』ーフリースタイル書評バトル第4回「ツッコミワードの魔術師芸人」

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■第4回「ツッコミワードの魔術師芸人」参加芸人

当記事は、こちらの参加者のうち誰か1人が執筆したものです。

トム・ブラウン 布川ひろき (ケイダッシュステージ)
カミナリ 石田たくみ (グレープカンパニー)
トンツカタン 森本晋太郎 (プロダクション人力舎)
オズワルド 伊藤俊介 (吉本興業)

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No.1『バジリスク~甲賀忍法帖~』

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肌を撫でるひんやりとした風に秋の訪れを感じたある日のこと。マネージャーから「フリースタイル書評バトルのお誘いをいただきました」という連絡が来た。フリースタイル書評バトル。なんて物騒な組み合わせの言葉なんだ。クレイジー大富豪の発想である。

なるべく争いごとには巻き込まれたくない性分だが、企画の概要を聞いたときにワクワクしている自分がいた。それと同時に思い浮かんだのが今回紹介する『バジリスク~甲賀忍法帖~』(以下「バジリスク」)という漫画だ。

時は遡ること1614年。後継者選びに苦悩した徳川家康の命により、血で血を洗う忍法争いをすることになった伊賀と甲賀それぞれ10名の精鋭たち。長年の因縁から容赦ない死闘をくり広げる一癖も二癖もある忍者たち。しかしその10人の中に伊賀と甲賀の垣根を越えて愛を育んでいた朧と弦之介もいたのであった……。

忍者、能力者バトル、禁断の恋。僕をワクワクさせるすべてがこの「バジリスク」という漫画に詰まっている。1巻からトップスピードを保ったまま駆け抜ける、一切の無駄を削ぎ落とした全5巻。個性豊かな技の応酬により手練れの忍びたちが次々と散っていく様子はあまりにも儚く、あまりにも悲しく、あまりにも美しい。

このフリースタイル書評バトルという企画も、言うなればホンシェルジュという徳川家康の命による書評争い。まだ見ぬ相手と白熱の戦いをくり広げるという意味ではほぼ「バジリスク」である。

となると今回の参加者に僕が想いを寄せている人もいるのかもしれない。もちろんその人と争うことなんてしたくない。なので万が一、他の人の書評を読んで少しでも「この文章、新垣結衣さんっぽいな」と思ったら僕には一票も投じないでほしい。

書いてるうちにテンションが上がって結果的にずいぶん気持ち悪い文章になってしまったが、これで「バジリスク」の魅力がすこしでも伝わるなら僕はどうなっても構わない。

どんとこい、恥とリスク。

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10/27(火)18:00まで投票も受け付けています。第4回の記事を読み比べて、1番読みたいと思った作品に投票お待ちしております。


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