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築55年の古民家を丸ごとDIYしてみる ⑮床板を張り替える

リビングと仏間の床が、シロアリで床板がボロボロで底が抜けていました。

ソファの下に隠れていた床

17年以上前に、人が住んでいた時にすで床が抜けていたようで、私たちが内覧に行った時、抜けた床の上に合板が置かれて、その上にソファが置いてありました。

床板を貼るために準備したもの
★くぎ
★ビス
★スコップ
★コンクリートブロック
★セメント
★鋼製床束
★構造用合板
★養生シート


隣の部屋の床下の簡単な構造

床板を剥がすと土でした。大きな玉石の上に床束があって、その上に大引が乗っかり、床を受ける根太があるだけの簡単な構造です。


床束

土の上には、当時大工さんが捨てた様なゴミ、釘、板の切れ端、あとは私の大嫌いなカマドウマ(×_×)が所々にいました。
55年前に建てられてから、封印されていた床下を見るのは、何と表したら良いかわからない感情になります。

床板を取り除いたところ

最初に、シロアリで穴の開いた床を解体しました。床の周辺の部材は、案の定シロアリに食べられスカスカの状態でした。

リビングは既存床の半分、仏間の八畳は全部解体しました。幸い、基礎の上部の土台はアリの被害は無く、安心しました。

床板と壁を取りのぞいたところ

土台にはアオヒと文字があったので、防蟻性に優れた青森ビバが使われていた様です。
ゴミや解体した残材をかたづけ、土が平らではないので、整地しました。

新しく床束を設置していく
大引きと根太を設置しているところ
床板を貼る前

束石の玉石を敷き直し、コンクリートブロックも併用しながら、また床束は全て鋼製の物を使用しました。


大引き、根太、構造用合板を順序よく施行し、断熱材を敷き込んで、最後はカーペット、クッションマット等を使用し仕上げました。のちに、和室の畳みの下もシロアリの餌食になっていて、半分の床は同様に改修する事になりました。

床板をつめるところ

昨今空き家が増えているにもかかわらず、県や市での補助金制度などほとんど無いですよね。35年ローンを組んで、今時の一軒家も素敵ですが、大きなローンを組まなくても、材料費やリノベーション代で自分好みの家に住むのも良いものです。

ビスを打って完成です。

次回は、タイルカーペットを敷くをアップしていこうと思います。

良かったら、またのぞきに来てください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございますm(_ _)m



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