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大人は「都合」で動く。子どもが習い事に「行きたくない」ときの関わり。

今日、年中の娘が珍しく、
「スイミングに行きたくない」と言い出しました。



初めて「いきたくない」と言った


通っているのは、大手スポーツジムに併設されるキッズスイミングスクール。
お兄ちゃんが通っているのを見て「いきたい」と言い出して、年少から通い始めて、1年と少し経ちます。

「ボビング」をするくらいのレベルのクラスになってからは、特にすごーく楽しくなったようで、行きたくないと言ったことは一度もありませんでした。

それが突然の、「行きたくない」という意思表示

理由はどうやら、朝起きて騒いだ際に太もものどこかを痛めたようで、
「痛いから行きたくない」とのこと。

これに対する大人の反応は、親御さんでしたら想定できると思いますが、

「え?何で??行こうよ!」

でした(;´・ω・)
というのも今日は、事前にこういう予定を組んでおりました。

年中 娘 スイミング

小2 息子 スイミング

地元の大きめなお祭りを覗きながら歩いて帰る

覗こうと思っていたお祭りは、コロナ禍はずっと中止されていて3年ぶりに帰ってきた、私たちの地元ではとても有名なお祭り。

なので、ものすごく混雑します。朝の満員電車並みです(笑)
でもでもあまり混雑しない夕方の早い時間に行くと、子ども盆踊りとかあって可愛いんです!!

子どもたちはこのコロナの3年間、『お祭り』を経験していません。
彼らにしたら、「出店って何?」「盆踊りって何?」って感じ。
そろそろ日本の、そして地域の文化を、彼らに体感してほしい!という大人の思いもありました。

そのお祭りには、一応明後日の夕方から家族みんなで出かける予定はあるものの、行けるなら出来るだけ行きたいのが本音。

だから、今日行くのを楽しみにしていました。

そんな中、スケジュールの初っ端をぶち壊すような娘の意思表示に、私も夫も戸惑ってしまいました。

しかも今日は、2ヶ月に1回行われるレベルチェックの日
さらに言えば、1ヵ月以上患ったとびひがやっっと治療完了して、プールも海もOK!!ってお許しが出た、最初のスイミング。

一度「行きたくない」って言われてからも、何度も大人から娘に対して言いました。

本当に行かないの?
何で行かないの?
本当に痛いの?普通に遊んでるじゃない。

そして、刻一刻とレッスンの時間が近づいて、私が「まぁ嫌なら行かなくてもいいや」って気持ちになってきたころ。
家を出る時間30分くらい前に、もう一度改めて娘にしっかり聞いてみました。

私「本当に今日お休みするの?」

と。

するとここで、娘の意見がひっくり返りました。

娘「…やっぱり行く…。」

それを聞いた、私の本音。

「え?行くの?!」

私の気持ちは、「行かなくていっか」ってなったところに、娘の気持ちが「行く」に傾いてしまったことで、逆に不安になって、本当は行きたくないのに行きたいって言ってるんじゃないか?って疑い始めてしまいました。

そして最後のやりとりは、

私「本当に行くの?大丈夫?無理しなくてもいいんだよ」

娘「やっぱり行かない。」

ということで・・・。
娘の最後の言葉を尊重し、今日はスイミングをお休みしました。


子どもは「思い」で、大人は「都合」で動く


この今回の一連の流れを通して、子どもは「素直な思い」で動くのに対して、大人は「自己都合」で動くなぁとつくづく思いました。

きっと子どもの思いは、いつも一つなんです。
行きたくないって最初に言った気持ちはほんものだし、
その後意見が変わったのも、ちょっと痛くなくなってきたしお祭りも行きたいし浴衣も着たいし、という気持ちが湧いてきたから「行きたい」って思ったのではないかと思います。

でも大人は違う。
自分の都合通りにいくかどうか」を、どうしても考えずにいられない。

今回もそうですが、もともと想定して準備していたスケジュールと違うと、「予定が狂ってしまったじゃないか」という思いが先に立ってしまうことが、少なくないと思います。

その証拠に、
最初子どもが「行きたくない」って言った時は「なんで行かないの?」って言ったのに、
その後子どもが「行く」って言ったら「なんで行くの?」って言い出す。

そうなってしまう理由は、最初に行きたくないって言われた時は、大人的には「行くスケジュールで考えていた」、
そして次に「行く」って言われた時には。大人的にはもう「行かないスケジュールで考えていた」から、でしょう。


習い事は、小さい子どもには不向き?


そもそも子どもの習い事は、大人の「子どもの健やかな成長を促したい」という親心から、スタートさせることが多いと思います。
だいたい習い事の体験のときは楽しいことしかしないから、それで子どもも「やる!」って言うので、大人も嬉々として習い事をスタートします。

ただ、子どもが本当に自分自身の力を発揮して、成長していく過程には、彼ら自身が好奇心を持って主体的に取り組むことが欠かせないと考えています。
その思いには、どうしてもムラがあります。大人だって、なんの仕組みも無ければ、毎日おんなじ質と量のやる気で仕事や趣味に向かえません。

加えて子供たちは、自分の思いをしっかり言葉にのせることを伝える技術が未熟です。

そう考えると、1週間毎などと通うタイミングが固定される習い事は、子どもが小さいうちにはあまり適さないように感じます。

それこそ今回の娘のように、何らかの理由で「行きたくない」と伝えてくれたとき、大人は「習い事はお約束なんだから行きなさい」と返してしまいがち。
大人はさらに悪い事に今回の私のように、たくさんの「都合」を抱えているのです。タイムスケジュール、お月謝、進級・・・。
しかしそれらは「大人の都合で、子どもの心身の発達には、ほとんど関係がないと言っても過言ではない。

でも子どもの育ちの観点からみれば、「いきたくない」「やりたくない」ことを無理に行なったところで、脳や心身の発達は促されないと考えられます。
つまり、「行きたくない」習い事をすることは、親のエゴになりかねないという考え方もあると思っています。


おわりに。


長くなって纏まりがなく、大変恐縮です(;´・ω・)。

ただ今回、私が無意識に「自分の都合」に重きを置いて子どもと関わってしまったことを、反省・分析がてら残してみたくなり、
noteの場をお借りしました。


皆さんのお子さんは、習い事をされていますか?
「行きたくない」って、言いますか?
そんなとき、どう関わっていますか?

ぜひ、シェアしていただけたら嬉しいです!勉強になります。


では今日はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました!


hona


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