ビストロ・パ・マル

ビストロ・パ・マルが
舞台となる小説を読んだ。
パ・マルはフランス語で
「悪くない」の意味だ。
ボクの事務所の近くに
同じ名前の店があったから
とても懐かしかった。

ビストロ・パ・マルは
腕の立つ三舟忍シェフと
スーシェフの志村洋二さん、
ソムリエの金子ゆきさん、
ギャルソンの高槻智行さんの
4人で切り盛りしている
小さなレストラン。

フランスの家庭料理や
田舎料理を出している。
料理が美味しいだけでなく、
お客様の悩みごとや
ちょっとした事件まで、
シェフの豊富な経験で
上手に解決してくれる。

そんなほんわかした小説を
近藤史恵さんが書いている。
一冊目が『タルトタタンの夢』。
フランス料理やワインのことを
教えてもらえるだけでも
食いしん坊のボクには嬉しいし、
推理仕立ての内容も楽しい。

この小説が原作となるドラマ、
「シェフは名探偵」を見ていた。
シェフ役は西島秀俊さんだったが、
小説では三船敏郎さんに似ている
髭面のいかつい男のようである。
なのでちょっぴり違和感があった。
よく、読んでから見るか、
見てから読むかと言われるけど、
どちらも難しいといつも思う。