災害を戸締まりする
まいったなあ。
東日本大震災を
こんなふうに描くとは。
「すずめの戸締まり」、
新海誠監督の創造力って
とてもつもないなあ。
被災した鈴芽は4歳、
お母さんを探していた。
お母さんが自分を
探しているからと。
その思いは16歳に
なった今も消えてなかった。
草太は扉を閉める閉じ師。
知り合った鈴芽は草太と
災害を未然に防いでいく。
災害を閉じ込める
要石になった草太を
救い出そうとする鈴芽。
お母さんが作ってくれた椅子、
椅子になってしまった草太。
要石だった神様の猫。
育ててくれた叔母さん。
聡太を一緒に探してくれる芹澤。
旅の都度出会う優しい人々。
二人の一途で純真な思いが
災害を食い止め、
平穏な安らぎを生み出す。
感動のフィナーレに、
完全に打ちのめされました。
世の中がいつも平和でありますように!