国技館で初場所!
初場所のチケットを手に入れた。
両国国技館は連日の満員御礼。
十一日目の首位は前頭十四枚目、
金峰山だが大関大の里とあたる。
横綱照ノ富士が序盤で負けが続き、
引退してしまってとても淋しいが、
僕と妻のワクワクはとまらない。。
国技館に入るときから驚いた。
もぎりがなんと元大関栃東、
14代玉の井親方なのだった。
「ねえねえ、知ってる人」と妻。
「あ、栃東だよ。脳梗塞で
引退したけどいい関取だった。
ユーミンとも仲がいいんだよ」
国技館に入るやどでかい優勝杯、
総理大臣杯を眺めて博物館へ。
先日亡くなった元横綱北の富士、
九重親方の活躍や遺品の展示、
角界随一の色男ぶりを振り返った。
地下の大広間で名物ちゃんこ鍋、
春日の部屋の塩ちゃんこを食べる。
いよいよ二階椅子席について観戦、
外国人がわんさか席を占めている。
十両の土俵入りから見ることができ、
取組表を見ながら対戦に一喜一憂。
中入り後の幕内土俵入りは華やか、
押しの尊富士や高安に心高鳴る。
湘南ノ海対琴勝峰から取組が始まる。
館内が大いに沸き立ったのが宇良。
「ウウラー、ウウラー」と外人が叫ぶ。
御嶽海の激しい突っ張りをかわして
体を入れ替え押し出しで勝利する。
やがて此処まで二敗の尊富士の登場、
大栄翔の激しい押しに引いて残念な黒星。
高安は若元春を突き出しで白星。
ようやく調子の出てきた琴櫻が勝って、
結び前は注目の金峰山対大の里。
若く勢いある大関が勝つかと思えば、
金峰山がのど輪で大関をのけぞらせ、
大関がかわるも再度のど輪で勝利。
今場所の金峰山の強さは凄いのひと言。
結びは豊昇龍が寄り倒しで貫禄勝ち。
あーあ、楽しかった大相撲もお仕舞い。
弓取り式に「よいしょ」と声を掛け、
跳ね太鼓を聴きながら帰路についた。