PPT✖️かてぃん! (パシフィックフィルハーモニア×角野隼斗)2022/10/4
パシフィックフィルハーモニア東京(PPT)の第152回定期演奏会を聴いてきました。指揮は飯森範親さん、ピアノは角野隼斗(かてぃん)さん。
トーマス・アデス作曲「ピアノと管弦楽のための協奏曲(日本初演)」を聴いていると、角野さんの奏でる透明でしなやかな音色とオーケストラとの間で繰り返される呼吸が、自らの命や、窓から見える風景のそこここにあふれる命への祈りに感じられました。直前まで仕事でサナトリウムに関する文章を読んでいた影響もあるかと思います。
ホルスト作曲「組曲「惑星」作品32」は、まさにPPTのコピーの通り、”伝統に「革新」を取り入れ”た演出だと思いました。
譜面を静かな青いライトで照らす他は、そっと灯りの落とされた舞台。手のひらほどの赤い惑星のモチーフが天井からいくつか下りてきて、舞台の背景には宇宙を思わせる映像が映し出される。
オケの音を聴きながら、創造的な広がりを味わえました。
前提として必然性が感じられるものに限りますが、変化するものごとに対して自分が慣れていないことと、それ自体の良し悪しをけして混合しない。こと”表現”に関して、オープンマインドでいたいなと、個人的に思います。
「いいね!」と感じることを、素直にリアクションできる人たちって、素敵ですもん。
※間違えてプログラムの上下を逆さまに持っちゃいました! ぎゃー!
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