ドキドキ! ステファン・グールドさんをはじめオペラ「ジークフリート」の歌手と飯守泰次郎先生_2017年6月11日
新国立劇場オペラ2016/2017シーズンのエンディングパーティがあったので、勇気を出して1人で行きました。
写真は、芸術監督である飯守泰次郎先生と、オペラ「ジークフリート」の出演者の方々と。
写真は左から、まずモザイクをかけてしまったお客様。そして「さすらい人」役のグリア・グリムスレイさん、ブリュンヒルデ役のリカルダ・メルベートさん、ジークフリート役のステファン・グールドさん。そして芸術監督であり日本におけるワーグナーの第一人者である、飯守泰次郎先生。
この写真が後にどれほどの「宝物」になるかは、この時の私にはまだ想像もつきませんでした。
オペラを好きになってまだ1年弱、数えるほどしか観たことがない私にとって、お話を聞き洩らさないようにするだけで必至でした。わかりやすく、楽しくお話くださっているエピソードの点と点が、まるで惑星のように遠く感じたものです。
それでも分かったのは、みなさん目が優しく輝いていて、ほんとうに素敵!
会場にいらした人たちも、オープンでやさしい方々でした。
当時の私は今よりも何倍も引きこもりがちで人に慣れていなかったので、ずっと緊張してガチガチでした。でも、親切にしてくださる方々ばかりでビックリしました。
たまたま隣りで聞いていた女性に「すみません、先ほど、〇〇さんは何ておっしゃったんですか? ××というように聞こえたのですが」
と話しかけると、彼女は笑顔で教えてくださいました。
「ああ、◎◎のことかな?」
「◎◎……ありがとうございます」
スマホで検索しようとすると、それを察して彼女は
「◎◎はね……」と、笑顔で丁寧に教えてくださったのです。
けして「事前に勉強してからいらっしゃい」と見下す気配など微塵もなく、ただやわらかく、やわらかく。そして楽しそうに、「あっちのテーブルにはケーキもあるのよ」とまで。お陰様で本当にほっとしました。
(実は彼女とは、翌年のパーティでも再会して、その時も親切にしていただいたのです!)
また、ある華やかな女性にも話しかけていただいて、お陰様でほんとうに楽しかったです。
「鮮やかで素敵ね! わたしもオレンジ色が大好きなの。1人でいらしたの? 勇気がある! 素敵よ」
って言ってくださった。
その女性も、普段はオペラを1人でご覧になるそうです。
学生時代からそうだったそうで、休憩時間の効率的な移動のコツも教えていただきました。
その方とのツーショットも、女性の旦那様に撮っていただいたので、宝物にします。
出演者はもちろん、来場者のみなさんもほんとうに素敵でした。あんな風に華やかに人の心をオープンする人たちって憧れちゃう。