![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/90460740/rectangle_large_type_2_fe31d3ba7976c05ab7690319f3038de7.jpeg?width=1200)
オペラ「チェネレントラ(シンデレラ)」_2021年10月9日
ロッシーニのオペラ「チェネレントラ(シンデレラ)」を観てきました!
音楽が隅々まで輝いていて、とにかく楽しくて、思わず踊りだしてしまいそうな気分でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1667548521426-RDiQegb0r6.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1667548481608-NU14wc4ylj.jpg?width=1200)
童話で読んできた、大人しくてひたすら受け身のシンデレラとは違って、ペローの描くシンデレラは、過酷な環境にもめげないし、お茶目。自己憐憫に囚われていない自由なところに惹かれました。
何より、楽しみにしていた2幕!
王子(テノール)の『きっと捜し出してみせる』というアリアは、プロでも全員が出せるとは限らない「ハイc」という高音が何度も出てくる何曲。
王子役バルベラの伸びやか声に包まれて、聞き惚れているうちに、7分間があっという間でした。
鳴り止まない拍手を受けて、ルネ・バルベラはアンコールをしてくれました。最高!
今回の「チェネレントラ」は新制作で、演出家の事前インタビューによると
「チェネレントラをモチーフにした映画という設定で、無名女優のオーディションを行うところからオペラが始まる」
とのこと。
前回の新制作「カルメン」のトラウマが蘇り、
「ああ、また現代的で簡素な舞台装置で、(誤解を恐れずに言えば)その辺を歩けばいつでも目に入るようなカジュアルや、安っぽいファストファッション(そんなはずはありませんが)が溢れているのかな……」
と、わくわくする気持ちを抑えて事前に心の防波堤をたてていました。
でも、そんな心配は無用でした。
本当に見てよかった。
全身が明るい光に満たされている、この幸せといったら!
![](https://assets.st-note.com/img/1667548557156-z06BhP7mC2.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1667548562698-DTH38nF9KR.jpg?width=1200)
とはいえ、私の宿題は残っています。
0:00になったら現実に戻って、明日の取材と企画会議の準備の仕上げをします。
【指 揮】城谷正博
<キャスト>
【ドン・ラミーロ】ルネ・バルベラ
【ダンディーニ】上江隼人
【ドン・マニフィコ】アレッサンドロ・コルベッリ
【アンジェリーナ】脇園 彩
【アリドーロ】ガブリエーレ・サゴーナ
【クロリンダ】高橋薫子
【ティーズベ】齊藤純子
【合唱指揮】三澤洋史
【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
![](https://assets.st-note.com/img/1667548584437-jM2kyzsCeU.jpg?width=1200)
【ききみみ日記】というマガジンを作り、ここ数年のオペラ・クラシック演奏会の感想を毎日UPしています。
直近の演奏会はもちろん、ここ数年のSNSへの投稿を遡りながら、微調整しています。 よろしければお越しいただけますとうれしいです。
(2022年10月10日開始)