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詩の世界に沈む

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思いつくままに、詩を書いています。 写真も上手になって、銀色夏生さんみたいな詩集を出したいです。実話だったり、妄想だったり、 ぜひ読んでみてください
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記事一覧

明けてゆく

朝がやってくる 絶望して泣いた夜も 眠ってしまって 目を覚ます また今日が始まった 空は…

9

曼珠沙華

いつも突然、姿を現す花 真っ赤で 繊細で 儚げ 大好きな花 私の誕生日辺りに咲き出す 曼…

7

君はいったい

長い時間が過ぎたね 5年以上 僕と君は どんな関係だったんだろ 僕は恋 君は遊び 愛して…

6

ホントか嘘か

私の復讐は 最終章 ホントかどうか分からない言葉を 君は送ってくれたね でもさ もう何も…

6

愛と見紛う癖

僕の心の感じ方 おかしいのかな 僕に優しくしてくれる人 僕に悲しい話をしてくれる人 すぐ…

5

クズ

自分が起こした問題に 正面から向き合えないで 言い訳しては 逃げている 格好悪いよ そん…

6

夕空のよびだし

僕の心は 君にあげた 君に何かあったら すぐに飛んで会いに行くし 話も聴くよ なんだかわからない話でも 一生懸命に聴く だって僕を必要としてくれたこと それが嬉しいから 僕は、友だちだから 触れない 一定の距離感で うん、うんと相槌を打つ 一緒に怒って 泣く 役に立ててるなら嬉しいな 君の彼氏は 幸せだね こんなに泣いて怒るほど きみの関心を引けてるから

夏の思い出

暑くてアスファルトが歪みそう 心から楽しめないけれど 楽しそうな振りを 精一杯して、笑う…

4

隣の女の子

ひとつ学年の下の女の子 アパートで隣の部屋 僕が引っ越してきてから たまに遊ぶようになっ…

8

雨滴

濡れそぼって みっともない 走って 立ち尽くすビルの軒下 どんどん降ってくる雨を 悔しげ…

4

ざわざわ

なんだか朝から落ち着かない 心臓の辺りが ざわざわしてる 僕が弱いからだ やり始めた計画…

3

閉じ込めたもの

消去して 抜いて捨てたSDカード 君との思い出 全部決してしまったよ 1枚も 一緒に写した…

4

想像の中

僕は悪人になることに決めた 誰も味方はいない 馬鹿なことをするな 嫌だったことは忘れてし…

3

絶望の底

まだあったんだ もうどん底だと思って 床にへばりついて 泣いていたのに また、扉が開いて 下に落ちたよ ドスンとね もういい加減つらいよね 死にたい? って聞いたら 自分から死にたくはない そう娘は言った こんなにしんどいなら 人生に価値をみいだせないのなら 母親である私は この子を生み出した私は 娘と行動を共にする まだ、そんな気がないらしいので また、一日、やり過ごして 生きていてもらおう 私は、覚悟しているんだ そんな日が来ても