夏の思い出

暑くてアスファルトが歪みそう

心から楽しめないけれど

楽しそうな振りを

精一杯して、笑う

制約のある関係は

ふたりを窮屈にする

理解して

承諾して

始めたことなのに

いつからか、

持ってはいけない感情がうまれてる

目を背けて、蓋をしても

その存在は、僕の周りにひよっこりと

顔をだす

緑の多いところで

ふたりでソフトクリームを食べた

とても美味しくて

幸せな時間が今なんだと

心に刻んだ

来年もこの場所に

ふたりで来れるだろうか

景色を目に焼き付けて

最後のひと口を

食べた