哺乳瓶拒否を克服した....!!
年末から悩むこと3か月。突然、赤子(現在6か月)の哺乳瓶拒否モードが解除された。彼の気持ちを類推する。
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背景
産んだ産院がどんどんミルク足す派だった長男はミルク寄りの混合で育った。長男は、ミルクの飲みは超早い一方で、実の乳首への吸てつ力はそこまで強くなかった。楽したい派だったの?
これに対して次男、産院がスパルタめの母乳指導だったのに加え、吸てつ力が半端なかった。長男の時の経験から、自分は母乳はあまり出ない体質だと思い込んでいたのだが、ギュイギュイ吸われてどっこい張る乳、出る母乳。体重の増えが最初ゆるやかで心配したのだが、「吸わせろ、されば道は開けん」との指導により母乳頑張る(痛かった・・・超痛かった)。
ちなみに次男、生まれて1か月程度は、母体の回復を狙って夜の1回をミルクor搾乳にしてその間は母は寝る作戦だったのだが、長男が元気元気により母寝る作戦失敗、なし崩しに完全母乳になったのであった。
気が付くと哺乳瓶拒否
生後4か月になる少し前のころに、1週間父と母で役割バトンタッチ。
このため哺乳瓶を試みるも、拒否。断固拒否。
・乳首を各メーカーそろえまくる
・粉ミルクのメーカーを変えてみる
・温度を適温に
・母は目の前からいなくなる
・哺乳瓶がダメならスプーンでもいいじゃない
などの努力をことごとく無にする次男。スプーンからは多少すするんだけど量が少なすぎるのよ・・・!!
赤ちゃんなのに、あきらかに「怒ってる」感じに心が折れそうになる。
「はーーーあ?何職務怠慢やらかしてんの??俺の唯一の食糧だろ?わかってんの?ああん???」
とでも言いたげであった。口にミルクが入ったとたん、
「これじゃねええーーー!!これじゃねえ!」
と身をよじるし。。
それでも待ったなし、「腹が減ったら飲む、行け!」と夫に背中を押されて出勤。出勤している間は、昼、運が良ければ20-40mLくらい哺乳瓶から飲む。
そんなので足りるわけないだろうと思うが、彼は朝と夕方にがっつり母乳を飲み、昼を省エネで過ごして凌ぐ作戦で乗り切ることにしたようだった。
このときは、
・温度は重要
・NUKだと成功しやすい?
という感じ。夫談。私の見ているところでは意識ある時は断固飲まない。
たまーに寝ぼけてるときに騙されてちょっと飲んでたくらい。でも気づいたら怒る。
もういっか、飲まないなら飲まないで(諦め)
1月、1週間の出勤を終え、ふたたび母こと母乳製造・供給機が家にいる生活。
4月の復職に向けて哺乳瓶練習した方がいいよなと思いつつ、私が哺乳瓶でやろうとすると、中身が搾乳した乳であろうと、適温にしようと、目を三角にしてにらみつけ、顔を真っ赤にして「キエーーッ」と怒る次男、生後4か月。
いいや、3月になったらまた練習しよ・・・と再び心折れる。
生後5か月になる頃、
「そういや長男はこれくらいの頃、コップで麦茶飲んでたらしいな・・」
と思い出す。(家では全くやった事なかったのに、5か月頃に保育園のお迎えに行ったら「コップ飲み上手ですね~」と言われて衝撃だった)
・・・やってみるか??
生後5か月、コップ?で麦茶なら飲む
風呂上り、機嫌は良いけどちょっと口寂しそうな感じの時に麦茶にトライ。
マグも2種類くらい買ってみた。でも、うちの次男が飲んだのは
調味料用の計量カップ
であった。えー、、
いやいいんですけどね。
今となっては、なぜ計量カップでやろうと思ったのか思い出せない。たぶん、単に手近にあったからだと思う。ずぼらだし。
こぼしながらではあるが、唇を動かしてコクコクとうまいこと麦茶を飲んでくれた。
でも、中身をミルクにすると、
「ああん?俺の事騙せると思ってるわけ?あんた、舐めてんの?」
と威嚇してくるので、もっぱら麦茶で。麦茶は、気が向くと飲んだ。
「ん、薄いけどあれね、喉乾いてる時にはありじゃない?」
という感じ。
ちなみに、多分消毒とかしてないと思う。だってもう何でも口に入れるし無意味かなと思って・・・
離乳食のお供にミルクいかがっすか作戦
生後5か月を迎え、家族のご飯に対し並々ならぬ興味を示すので、離乳食を開始した。
離乳食を開始した当初は、少量を食べさせた後母乳をやっていた。
少し慣れて、何種類かの食材を食べられるようになったところで、コップにミルクを入れて飲ませてみた。
すると、である。
飲んだ!飲んだよーーーー!!!大半こぼしてるけど!
もうこれだけで心の中では狂喜乱舞。一筋の光が見えた!最悪、このまま哺乳瓶拒否でもいい!コップで飲むんで、て言う!!
離乳食以前はものすっごい顔しかめてたのに。彼のワールドが
「母乳か、そうでないか」
から、離乳食を経ることによって
「世の中には様々な味がある」
と許容度が広がったためではないかと推測している。とにかくありがとう!
そこから半月、大半こぼしてるけどミルクの量を増やしていき、数十mLをコップから(こぼしながら)飲めるようになった。
しかし哺乳瓶は相変わらず拒否。スパウトマグも全然ダメだった。
上手に飲めるコップはどれだ
マグとか計量カップとか試したけど、一番上手に飲めたのはおかゆを食べたあとのお茶碗だったり。
多分美味しいんじゃないかな、おかゆ風味のミルクが・・
ある程度食べると、毎度、スプーン払いのけて茶碗に手を伸ばす。
でもひっくり返すリスクあるので、メインはこれを使っていた。
細いスリットから少しずつ出るので大事故は防げる。ただし、最後量が少なくなると飲みにくいので、このコップを使う場合は大目に入れておく方が良い。
買ってから気づいたけど、似たようなのがダイソーに売っていてびっくりした。100円ショップすごいね。
ひさびさに1本いっとく?
離乳食のあとにコップでぐびぐびとミルクを飲むようになり、もうこのまま保育園かなと思っていた。保育園の入園前面接でも
「うちだと哺乳瓶拒否だけど最悪コップで飲めますう~」
と伝えたし。
が、週末に少し遠出をする用があり、外で離乳食をあげることに。そうなると、コップでだばだばこぼしながら飲むのはちょっと厳しい。。
哺乳瓶の方が被害少なそうだ。
で、数週間ぶりに哺乳瓶でやってみた。この時、赤子は生後6か月となっていた。
最初、飲まんことないけどなんというか下手っぴ、けっこうこぼしていたのだが、数分すると、急に「ゾーンに入ったッ!」という感じがして、ぐいぐいと哺乳瓶から飲み始めた。
え???なに?なんなの?
と拍子抜け。飲めるやん・・・・!!!
このときの乳首はNUK。次の日ピジョンの母乳実感も試したが、そちらもOKであった。
母乳実感がいけたので、憧れの液体ミルク常温、缶に乳首直付け、をやってみた。
・・あっさりクリア。というかナニコレ便利すぎるやん!!!
これで防災対策もOKだ。肩の荷がおりた。。。
まとめ
・哺乳瓶断固拒否、特に母親だと絶対許せない
からの、
・コップで麦茶なら喉乾いてる時なら飲むよ(生後4-5か月)
を経て、生後5か月に離乳食を開始したのち
・離乳食の一環としてのミルクであれば飲んでやろう、コップならな
そこからしばらくして、生後6か月を過ぎたころ、突然に
・哺乳瓶でミルクOK, 常温OK!
になった、という経緯でした。まあ哺乳瓶が嫌ならコップでいいじゃない、と解決を諦めたところが自分の転機。哺乳瓶で飲んでくれればラッキーだけど、飲めなくても最悪コップ飲みで行こうと思っていた。
というわけで、どうしても、どうやっても哺乳瓶を受け付けてくれないとき、いったん諦めてもいいと思います。スプーンやコップ、マグ、どれかでちょっとでも飲んでくれたら希望が持てるかと。
以上、こんなケースもあるよ、という報告でした。