68．自分の思い通りに生きる人は自己中ではない

自分の思い通りに生きる事に対する
これまで持っていた偏見

自分の好き嫌いに従って、我慢せずに生きている、
自分の思い通りに生きている人は、
自己中心的で、わがままで、とても悪い人の様に思っていました

それは、両親や、周囲の大人、
またそれに影響された周囲の同級生から掛けられた言葉によって、
影響を受け、自分の中に形成された考え方です

その為、嫌な事や辛い事があっても、
好き嫌いせず、我慢して生きていかなければならないと思っていました

それが、「大人になる」という事だと本気で思っていました

様々な人と関わってみて見え方が変わった

好き嫌いしてはいけないという考え方は、
対人関係についても当てはめていました

そのせいで、自分の合わない人とも付き合い、
ストレスを抱えたり、
自己否定してしまう事に繋がってしまった悪い面がありました

でも、その一方で、
好き嫌いで関りを避けてはいけないと思っていたから、
年代、性別、性格など、
色んなタイプの人と関わる事が出来ました

そんな中で、
周囲の事を優先して身を粉にする人と、
自分の思い通りに生きている人を比較すると、

後者の方が圧倒的に付き合いやすい事に気が付きました

周囲と協調してばかりの人

周囲の事を優先して身を粉にしている人は、
その価値観を他人にも押し付けてきました

自分の嫌だという感情を平気で踏みにじり、
自分軸で生きることを「わがまま」、「性格が悪い」と
平気で言い放ってきました

また、成績が良い等、1人抜け駆けしようものなら、
周りに悪口を言いふらし、
仲間外れにし、それにより連帯感を高めるという
非常に稚拙な手法を取っていました

他人と比較ばかりし、
自分の非を認められず、
他人を凄いと素直に認められない人でした

自分で自分の機嫌が取れない為、
相手が自分の思うとおりに行動しないと、
感情的に怒ったり、

自分の機嫌の悪さを平気で周りにあたり散らす人でした

その人の価値観にはまっていれば、
一見とても良い人なのですが、
価値観から外れるものを許さない排他的で、

自分が間違っているかもしれないと、
客観的に物事を見られない

実はとても自己中心的で、
視野が狭い人であることに気が付きました

自由勝手に生きている人

一方、自分の思い通りに生きている人は、

心から相手に共感しなければ、共感したふりはしないし、
自分が好きなものを好みではないと言って来る人でした

一見、無礼だったり、わがまま、強調性が無い様にも受け取れ、
付き合いにくいと見受けられることがありました

でも、長く付き合ってみると、
自分の軸を持っており、
実はとても付き合いやすい人だと気が付きました

他人の事を素直に凄いと認められ、
どうやったら上手く行くか、
素直に人に尋ねることが出来る人でした

自分に非があれば、素直に謝る事ができ、
すぐに改善する非常に柔軟な人でした

自分の好き嫌いがはっきりしている分、
無理して相手に合わせている本当は苦手な事、嫌いな事を
無理して合わせる必要はないと、
相手の好き/嫌いの価値観も認めてくれる人でした

その人自身が我慢をして生きていない為、
我慢して辛い思いをしていると、
そんな事をしなくて良いと、
自分のがんじがらめな状況を解放してくれる人でした

また、自分と他人を比較する癖がない分、
人への興味が薄く、
下手に誰かに噂を流すことも無ければ、

相談すれば、的確に自分の考えをはっきり言ってくれるものの、
自分の価値観を押し付けたり、干渉してこない
実はとても信頼が置け、
程よく距離感が保てる
とても付き合いやすい人でした

自分で自分の機嫌を取っている為、
相手が自分の期待する行動を取らなくても、
全く感情的に怒ることは無く、
論理的に交渉する人でした

また、機嫌が悪く、誰かにあたり散らすといった
自己中心的な行動を全くとらない
自分の言動に責任を持っている人であると気が付きました

自分の思い通りに生きて良い

自分の周囲の大人が自分の思い通りに生きることを
自己中、わがまま等、
どれだけ言われたとしても、
自分の思う通りに生きて良いと自分は思います

親も、家族も、
どれだけ大切な人だとしても、
いつか必ず縁は切れます

それは、人間には寿命があるからです

でも、自分との縁は、死ぬまで一生続きます

人の意見を参考にして、
より良い方法が無いかアンテナを張ることは大事ですが、

自分の人生は自分が決めると、
誰かに自分の人生の主導権を委ねない様にして下さい

どれだけ周りに我慢をさせられ、
その状況に追いやられ、
自分のせいではないと思っていたとしても、

そこから抜け出すという努力や選択をしなかった、
自分がそうなるように選んだのは自分です

人の意見を鵜呑みにした自分が
結局のところ招いた結果だと思います

だからこそ、最終的な自分の人生の決定権は、
自分であると自覚しておく事がとても大事なのでは無いかと思います

自分の思い通りに生きるという事は、
とてもシンプルな事ですが、

良い事も、悪い事も含めて、
自分で自分の責任を持つことが、
自分の主導権を握る事だと思います

好きな様にふるまい、
上手くいかなかった時は、
誰かのせいにして言い訳逃れする行為は、
ただの自己中、わがままです

そのバランスを少し間違えると、
ただの自己中心的、わがままになってしまうので、
注意が必要だと、くれぐれも忘れないで下さい

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