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Mr.Childrenの隠れられない隠れた名曲−後編−

僕の、血液であり心臓なんです。
ファンになって17年が経つ僕はMr.Childrenの事をこう紹介する。絶えず流れているもので止まる事はない。

innocent world」や「Tomorrow never knows
「名もなき詩」「終わりなき旅」「Sign」「しるし」「HANABI」「365日」「足音〜Be Strong」「ヒカリノアトリエ」など誰もが知ってるヒット曲に埋もれて
まだ発掘されていない隠れた名曲たち…
よく隠れた名曲ランキング!とか目に見るのだがMr.Childrenは隠れられてない曲が多すぎて…笑

これからMr.Childrenの音楽に触れてみたいっ!と
思ってる方の為に!
そして昔ながらのファンの方と共有する為に!
誰かの音楽の入り口になれたらと思います!


※こちらはコアなファンぶりたい訳ではなくファン歴〇〇年!でマウントを取り合う事は避けたい穏やかなレビューになっております。
前編をまだという方はまずはこちらを→

そして中編がまだという方はこちらを→

CHILDREN’S WORLD
★1st Album
EVERYTHING」収録
1992
510release

国民的ロックバンドMr.Childrenのデビュー作に収められた1曲はまさしくバンドブームの最中につくられた出発地点。バンド名にもあるChildren(子供たち)という意味はいつまで経っても成長し続けられる、発展途上でいられる上ではこの他ないチョイスだったと思う。

チャックベリーと歌われる箇所がキースリチャーズだったりするアレンジも初期の頃はあり(Satisfactionのリフまで弾いてくれていた)無邪気さが全面に現れていた。デビュー当時は小さなライブハウスで「chu〜」と歌っていたバンドが7万人を埋めたスタジアムで披露した時には思わず涙が出てしまったファンも多いであろう。

one two three
★10th Album「IT'S A WONDERFUL WORLD」
収録 2002年5月10日release★

好きな映画は何ですか?という問いに僕は迷わずに
“ショーシャンクの空に”と答える。勿論、この曲に出逢ってから観た映画だ。その他に何かありますか?と聞かれると“きみに読む物語”や“Fight Club”と答える。(ご存知の方は誰に影響を受けているかはすぐ分かるであろう。)
2014年時点でファンクラブ会員が選ぶ会員が最もライブで聴きたい曲」アンケートでは7位に選ばれるほどファンはライブでの披露を心待ちにしているが実際は数公演でしか披露されていないレア曲だ。

デビュー10周年を迎え、顕になった桜井さんの新たな心境が読み取れる。

「靴ひも」
★12th Album「I❤️U」収録 
2005年9月21日release★

タイトルにもある靴ひもとはまた別の角度から飛び出して繋がる“色”の視点。「靴ひも」から派生して色々なストーリーが展開される。濁っていても透き通っていても、紛れもなく君の色が僕の色と言える正直な気持ち。アルバムタイトルは「I❤️U」としておきながらこんなに美しい遠回りはない。
そして畳み掛ける様に胸をくすぐるメロディーが続いた後にキメのフレーズ。リズム隊(ナカケーさんとkenさん)もそれに呼応する様に加速度をあげていく。これでもうたちまちノックダウンだ。

Another Story
★13th Album「HOME」収録
2007年3月14日release★

“バス”や“公園”といった何気なく見ている風景を用いて溶け込んで来る。こんなに日常的に生きていれば遭遇するシーンを上手に切り取ってしまうあたり、本当にリスナーそれぞれのサウンドトラックになっていると感じる。
“朝”や“ベット”というまさに「HOME」感のあるワードチョイスからリスナーそれぞれが見ている毎日の景色、光景が埋められて完成する様な作品になっている気がする。自分1人だけじゃ足りない部分を必ず誰かと補い合いながら人間は生きるもの、この楽曲はその1つのピースになる事間違いなし。

柔らかさの後ろで浮かない田原さんの歪みのバランスもたまらなく良い。

「蜘蛛の糸」
★18th Album「REFLECTION」収録
2015年6月4日release★

タイトルの「蜘蛛の糸」は芥川龍之介の著作から来ているが文学シリーズ?と銘打って発売された「斜陽」(こちらは太宰治)セルフプロデュース期を迎えたMr.Childrenだが、本楽曲はそれまで同様小林さんとのタッグだ。Keyboardのクレジット、見なくても小林さんが弾いてると思える事が偉大さを物語っている。
更なる円熟味を加えた大人のラブソングはどこか少し官能的で妖艶な姿は当時50を目前としたメンバーから出る余裕の姿か。その年代に合わせた視点のラブソングを上手に描く事で、一緒に成長したリスナーの心を離さない。この数年後更に磨きがかかった「others」が出来上がる布石とも取れる楽曲になっている。

「day by day(愛犬クルの物語)」
★19th Album「重力と呼吸」収録
2018年10月3日release★

サウンドはゴリゴリなロックで田原さんのギターもオクターブ奏法で展開されていながら歌の内容は愛犬との日々が綴られているというこのギャップが堪らない。(動物好きな桜井さんならではのテーマ)
Aメロ、Bメロ、どこを切り取っても気持ちの良いメロディが続く。それに加えてサビでの爆発力も加えて凄まじく、衰え知らずのhiA#にはたまげてしまう。
この張り上げた声を聴くと自ずと歌っている桜井さんの姿が想像できる。ボイストレーニングを始めた桜井さんのシンガーとしての新たな旅の船出と言える作品だ。

〈終わりに〉
これでもまだまだ隠れている曲があるMr.Children
また近いうちに何処かでお会いするかも‥?

※全然隠れてねーよ!というツッコミは想定内です。
※あくまでも個人的な楽曲感想です。

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