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好きは複合的


最近わたしが辿り着いた答えは、好きの種類は1つや2つや3つなんてものではない。人の数だけ好きがあって、その好きは複数の好きから成り立っている。

家族への好き、恋愛の好き、友達の好き、尊敬の意味の好き。

こんな単純に4つに区切ることができれば、人は恋愛や家族、友達、推しに対して悩みを作ったりなんかしない。

複数の好きから1つの好きを作っているのだから、矛盾して、悩み続ける。悩むことに、また悩む。

前好きだった人を超えるくらい好きになれる人に出逢える気がしないと誰かが言う。

超えるも何もないと思う。
だって、好きは大きさだけじゃ量れない。

複数の好きと、たまに複数の嫌いから成り立っている感情。矛盾していればしている程、それは複雑な好きであって、単純な好きはきっと感情を十分に知らない時にしか生まれない。

その人に対する好きと全く同じ好きを他の人に対して抱くなんてそうそうないのではないか。
その人への好きは、その人から感じる多様な要素から生まれるから、全く同じにはならない分、比べるなんてできない。

そう考えたらきっと、好きに対する悩みも軽くなる。
いつでも、なかなか答えには辿り着けないようになっている。

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