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歌だけ残る恋
好きな人の好きなものを好きになりたい。
恋をすると誰しも考えること。
だと思っている。
それは身近であればあるほど、その人を感じることができるから。
私にとってそれは歌。
好きな人が好きなアーティスト、好きな歌を私も好きになりたい。
もし、好きな人の好きな歌が、わたしにとっても好きな歌になれば、それは恋の始まる合図。
歌を好きになって、そのアーティストを好きになり、ヘビロテするようになった時。歌詞を見てないのに口ずさめるようになった時。歌詞の意味をより理解するようになった時。
それは恋の終わりが近づく頃合いとなる。
なぜか、私が好きな人の好きなアーティストを私も好きになった時には、大抵その恋が終わる。
好きな人が私から離れていくから。
でも、歌は残る。
好きな人を好きでなくなっても、アーティストは、歌は、好きなまま。
思い出が薄まっても、好きな人が離れても、好きな歌は変わらないまま。
私の恋は歌だけ残る。