もう会わない愛しい人
誰にも言えない傷を負った時、君が助けに来てくれる。
あなたなら、何も言わず、手を差し伸べてくれる。確かな自信があるから。
汗水流して共に働いた人たちよりも、多感な時期を共に過ごした仲間よりも、同じ血が流れる彼らよりも、キミはわたしの味方で居てくれる。
誰にも話せない。打ち明けられない。恥ずかしくて、辛くて、悲しい出来事を、1人で飲み込むしかないそんな時に、アナタが居てくれることがどれだけ救いになったか。
1番近い他者、それがあなたで、わたしの全てだった。
私もあなたにとってそんな存在でありたい。他者に対してそんな風に思えたのは初めてで、それは尊いことだった。
いつも周りを照らすあなただから、わたしくらいはキミを照らしたい。君の居場所でありたいんだよ。
今でもそう思ってるよ。
さよなら。愛しい人よ。