愛は溢れ出るもの。とてもシンプルだから
歳の差59歳の親子がすごく仲がいいのをテレビで見た。
ジェネレーションギャップどころじゃないし、きっと話も合わなければ、感性もズレてくると思う。それでもそんだけ仲がいいのは、親が子供を愛し、子供は愛されていることを肌で感じているからではないだろうか。
愛というのは隠しても溢れ出るものだと思うのです。
実際にわたしも、彼からの愛を感じていた。優しく包み込むような愛を感じたから、わたしも彼を愛した。関係性は友達だったけど。
でも、それだけのこと。
彼がわたしを嫌いになったのならば、わたしも彼を嫌いになる。そんな簡単な、シンプルな感情であれば、こんなにも悩まないし、傷つかないのか。
彼がわたしを嫌いなことなんて想像できないのです。どうしても、楽しかったり、優しかったり、愛しかったりする時間ばかり思い出してしまうから。
どちらが幻なのだろうか。
わたしを愛した彼か、わたしを忘れた彼か。
あんなにも愛された自覚があるのに、彼の生活の一部に慣れた気がしたのに。
今の彼にとって、わたしはいる方が異常で、いない方が普通。
そんな日常はいつから現れたのだろうか。
わたしにとって、彼のいない日々は、まだ慣れないことばかりなのに。
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