自己否定のやめ方。交感神経の理解するところから始めましょう。

こんばんは！
内なる対話に意識を向けるとどんな声が聞こえてきますか？

人は誰しも内なる批判者を心に宿しています。

しかし、その内なる批判者の力が強すぎると
私たちは思うように行動が取れなくなります。

「自分にはできるはずがない」
「自分は大した人間ではない」
「受け入れられないに決まっている」

こんな声がけを当たり前のようにされていたら、
自分自身が本来持っている力を発揮することはできません。

ただ、実際はかなり多くの人が、
同じような症状に悩まされているのが現状です。

自分に自信がなく、他人の目ばかり気にしてしまう。

そんな生き方を変えるためには、自分の内側からの批判的発言を正確に理解し、そして乗り越えていくことが必要です。

今回の記事ではそうした内側の批判を押し込める為の方法についてまとめてみます。

①交感神経への理解

私たちは交感神経と副交感神経を知っています。

なんとなく、
交感神経＝戦い
副交感神経＝休息
ぐらいの感覚でしょうか？

実は交感神経は人類が太古の昔から備わっていた機能です。

つまり、交感神経の目的は人間という種の存続です。

狩猟採集時代であれば、「命の危険」に対して心拍数を上げ、筋肉を緊張させて反射的に逃げるという行動をとれせる交感神経は非常に大切な機能でした。

しかし現代では、あまりにも環境が変わったにも関わらず人間に備わっている交感神経の機能は特に変わっていません。

現代では虎やライオンに襲われるということはありませんが、ちょっとした不安や恐怖から身を守るために交感神経が「逃げる」という行為を促しています。

その結果、
「自分はダメなんだ」
「自分んは大したことない人間だ」
「受け入れられないに決まっている」

という批判的な内容が頭に浮かんでしまうのです。

実際に恐怖に直面する前に、恐怖を察知してそこから逃げる。

まさに交感神経の働きなわけですね。

②ネガティビティ・バイアス

人間はポジティブな情報よりも、ネガティブな情報に敏感に反応してしまいます。

なぜなら、
ポジティブな情報は人間の生存にあまり直結しません。

ですが、ネガティブな情報は生存に影響を及ぼす可能性が大きいため交感神経が働いて、優先的に情報を収集してしまうのです。

「あれが怖い」
「私はこれができない」

といった語りかけはある意味で自分を守ろうとしてる交感神経の活躍です。

しかし、この状況がエスカレートしていくと、

「自分は何もできない」
「自分はダメな人間だ」という認識になってしまいます。

③自己のアイデンティティ化

こうした単なる生存メカニズムが繰り返し繰り返し行われることで、自分自身のアイデンティティに変異してしまっています。

特に現代では、小さいな慢性的なストレス（恐怖）があります。

職場での人間関係・家族関係・仕事・社会情勢などなど。

常に小さな恐怖に対峙して交感神経が自らの命を守るために自己否定を繰り返すのもわかります。

そして認識や思考もある意味では「習慣化」してしまう。

その結果、
自己否定的な考え
ネガティブな思考
が自分と一体化してしまっているように感じてしまいます。

そして、こうした否定的な感情の基礎は幼少期に形成されることが多いといいます。

④解決策

こうした自己否定的な考えを
改善する方法を紹介していきます。

１、知ること
自分が内側からの声に対して屈してしまっている状況をまずは理解しましょう。

無意識に内側からの対話を見落として、「自分はダメな人間だ」という結果だけをみていてはいけません。

交感神経が自分の命を守るために、「逃げよう」としてるんだと気づいてください。

２、静かな部屋で瞑想する

内側からくる自己否定は交感神経の働きによるものだという話をしました。

副交感神経を活発にすることができればそうした自己批判的な思考を一旦脇に置くことができます。

静かな部屋で呼吸に意識を向けましょう。

そして５分程度呼吸を繰り返し、リラックスしてると感じられるまで行いましょう。

３、自分に前向き声がけをする

「自分は大丈夫」
「自分には目標を達成するだけの力が十分にある」
など、

リラックスした状態で自分に前向きな声がけをして潜在意識に浸透させましょう。

１〜3を毎日継続的に行う。

習慣化についてはこちらの記事を参考にしてください。

ポジティブな声がけを習慣にすれば、「自分はできる人間だ」というアイデンティティが形成され批判的な対話にも屈しなくなります。

みなさんもぜひ自分の可能性を最大限発揮できる人生を送りましょう。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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