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◉前向きになれるマンガ「銀の匙名言集」〜生きる力をくれました〜


心の支え、人生の指針となっている漫画

それは

銀の匙です。

鋼の錬金術師で有名な荒川弘先生が描いた作品です。

銀の匙は進学校での勉強でノイローゼになり、農作業に一切かかわりのなかった主人公の八軒勇吾が勉強から逃げるように大蝦夷農業高校に進学する。だが、将来の目標や夢を抱く同級生に対し、劣等感を抱き、悪戦苦闘する毎日。過去のトラウマや家族とのわだかまり、漠然とした将来への不安を農家出身で厳しい現実と向き合う同級生たちと共に乗り越えていく姿の青春漫画です。

ここに出てくるキャラクターに脇役なんていません。ひとりひとりが主役です。

そんな銀の匙の中には珠玉の名言が出てきます。

人生に疲れたとき、人生に迷いが出たとき前を向いて生きていこうと思わせてくれる言葉の数々がみなさんの心に刺さると思います。

その一部を紹介します。

八軒君は「逃げる」という事に否定的なのだね。逃げて来た事に負い目はあっても、その逃げた先で起った事、そこで出会った人…。それらはどうでしたか?否定するものでしたか?

出典元:銀の匙/校長

ちゃんと自分で選んで自分で答え出さなきゃ
後悔するだけだと思ってさ

出典元:銀の匙/八軒勇吾

やっぱ自分の一番やりたいことをやれよ!
自分を殺して何になるんだよ

出典元:銀の匙/八軒慎吾

自分に合った馬に乗るのは楽でいいですけど
馬の個性に自分を合わせていく乗り方も面白いですよ

出典元:銀の匙/中島先生

わかろうとする努力は
やめたくないよ

出典元:銀の匙/御影アキ

叶うにしろ叶わないにしろ
夢を持つという事は
同時に現実と闘う事になるのを覚悟する事だと思うよ

出典元:銀の匙/馬の診療所の先生

一回失敗した位で「俺なんか」なんて
言っちゃダメよ

出典元:銀の匙/御影母

逃げた事を卑下しないで
それをプラスに変えてこそ
逃げた甲斐があるというものです

出典元:銀の匙/校長

教科書に書いてある事や、
数値にこだわらなくていい、
答えはひとつじゃなくてもいいんだ、……って言ってくれてる気がする。

出典元:銀の匙/八軒勇吾

馬鹿は碌(ろく)でもないものに金を遣う
賢い奴は自分の成長のために使う

出典元:銀の匙/御影祖母

逃げ道の無い経済動物と君達は違うんですから、生きるための逃げは有りです。有り有りです。

出典元:銀の匙/校長

人の夢を否定しない人間に
俺はなりたい

出典元:銀の匙/八軒勇吾

無理しないで休んどきな
疲れを取るのも仕事のうちだよ

出典元:銀の匙/御影母

君の人生は教科書に全部
書いてあるのかい?

出典元:銀の匙/御影祖父

最初の競争からはじき出されただけで、
二度と上を目指さず「ここで良い」と決めてしまう

おまえ達はこうなるなよ

出典元:銀の匙/富士先生

もやもやウロウロしてるってことは出口を探し続けてるって事だ。思考停止じゃない。そうやって身をもって体験して自分で出口を見つけないと本当の血肉にならないだろ。

出典元:銀の匙/稲田真一郎

人間のやる事だもの
たまには失敗する事もあるべさ

ただし命が関わってる時は
失敗したらいかんよ

出典元:銀の匙/御影祖母

でもさ、損でも何でも、
いい人の所には人が集まるよ

出典元:銀の匙/御影アキ

夢を目指せなくなるのってすごく怖いね…でも、夢があるのにそれを目指さないで、「これで良かったんだ」って一生自分をごまかし続けるのはもっと怖い…よね。

出典元:銀の匙/御影アキ

私ら殺して食べる事、あんまり深く考えた事無かったんだよね。当たり前すぎて。だけどあんたはバカ正直にそういうの考えこんじゃって、のたうちまわってるじゃん?そういうの見てて気付いたんだ。当たり前だと思い込んでた物を一度きちん捉え直すのも大事だな、って。

出典元:銀の匙/吉野みゆみ

自分の気持ちをうまく言葉にできるからそうして吐き出せるのだと思います。うまく本音を吐き出せない子もいるから、そういう子に気付いたら力になってあげてください。

出典元:銀の匙/校長

ぼくはこの作品が好きすぎて登場するキャラをノートに描いたりします。

高校入学当初、自分に自信がない八軒勇吾


卒業後、将来に向かって真っ直ぐ突き進む八軒勇吾


僕自身、うつ病で苦しみまともに動くこともできず、目標なんてありませんでした。

でも、今はうつ病もほぼ寛解し自分がやりたいこともはっきりしたので毎日、自分なりに全力で生きています。

この作品の中の言葉のひとつひとつが辛かった時の自分を支えてくれました。
特に校長先生の「逃げた事を卑下しないで、それをプラスに変えてこそ、逃げた甲斐があるというものです」という言葉は辛い状況の僕を救ってくれました。

作者の荒川弘先生自身、北海道で畜産や農業をしながら、漫画を書いたりしていたそうです。
そういった経験からこういう深い言葉の数々が生まれたんでしょうね。

努力すること経験をすること、人のことを思いやることが人生において大事で、それが人に深みと説得力を与えてくれて、そういう人にみんな付いてくるんだなと教えてくれた漫画です。

学生だけでなく、大人になってもためになり、色々考えさせてくれる漫画です。
漫画を通して、ここまで人生について考えるきっかけになるのは珍しいです。

人生に疲れたとき、悩んだとき、これから何かを全力で頑張っていきたいときに読んでみて下さい。
きっとあなたの支えとなってくれます。

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

また、次の記事でお会いしましょう!
またね〜

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