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【読書感想文】 なぜ働いていると本が読めなくなるのか

こんばんは
今日はこちらのなぜ働いていると
本が読めなくなるか
について感想を書いていこうかなと思います

内容

タイトル;なぜ働いていると本が読めなくなるのか
著者;三宅香帆
読みやすさ;かなり読みやすい
面白さ;9/10ぐらい面白い

感想

最近本屋でよく平積みされている

1週間で10万部
ということで読んでみました。

まずこの本を読んで面白かったのは
本の歴史を知れたところです。
普通に過ごしていたら、本の歴史なんてわからないですよね。
時に自己啓発の文化は最近始まったものだと思っていたが、
明治提唱からあるのに驚きました。

この本は
元々本を読んでいた人が読まなくなった理由を探す本。
だと思いました。

簡単にまとめると
現代は忙しくてノイズとなる「未知の情報」
を取り入れる余裕がないから、
知りたい情報だけ得られるインターネットを行い、
知りたい情報以外の未知の情報が含まれる
読書をすることが困難。
今後は一つのことに集中しないといけないから、
半身ぐらいで頑張り、読書の時間を作ろうというもの。

本に興味がない人が読んでもあまり面白くないのでは
と思いました。

言葉

つまり読書は常に、階級の差異を確認し、そして優越を示すための道具になりやすい。p160

「パズドラ」はできても「読書」はできない。「パズドラ」をする時間はある。でも「読書」はできない。ここにある溝とは何なのか知りたくて、私は近現代日本の読書と労働の歴史を追いかけてきた。p176

求めている情報だけを、ノイズが除去された状態で、読むことができる。それがインターネット的情報なのである。p201

本を読むことははたらくことのノイズになる
P176



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