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サウナと俺と安全地帯@練馬区 辰巳湯〜サウナリーマン日記第101話〜

知らない銭湯を
巡る。
サウナがついていたら、
なおさらイキタイ。

西武線沿線の新規開拓は
久しぶりである。
練馬駅に降り立った。

忙しく働くサラリーマンにとって、
日々の喧騒から解放される場所は貴重である。今回は心身を癒す格好の場所を
求めて、練馬駅近くに
位置する「辰巳湯」におじゃました。

辰巳湯は、昭和の趣を残す外観が
特徴的である。
暖簾をくぐると、
昔ながらの番台が迎えてくれる。
このレトロな雰囲気が、
どこか懐かしさを感じさせる。

その一方でPayPayや楽天ペイや
d払いといったキャッシュレス決済も
豊富に対応していることからも、
時代に合わせた進化が読み取れる。
ロッカーはサウナ利用者専用の
ものが与えられる。

浴室内は清潔感があり、広々としている。
湯船に浸かりながら
日本の風情を味わうことができる雰囲気だ。

湯温は適度で、シルキー風呂が
疲れた身体をじんわりと温めてくれた。
露天風呂もあり、都内23区とは
思えない静けさがいい。

ほかの銭湯と比べると、
辰巳湯は地元の常連客も多く
訪れている印象だ。

会話の声がとても賑やかで
アットホームさが適度に
煩わしくなく、居心地が良い。
このように
地域に根ざした温かい雰囲気が、
この銭湯の魅力の一つである。

肝心のサウナは
遠赤外線のアチアチタイプだ。
ちなみに女性の浴室もサウナが
ある点では貴重な銭湯でもある。


公式ホームページより

スピーカーからは80年代の
J-POPの有線がかかっていた。
かつて一世を風靡したアイドルの曲
がかかったかと思いきや、
いきなり安全地帯の「悲しみにさよなら」
がかかり、個人的にはますます
心地よい。

いわゆるサウナー的な若年層は
ほとんどおらず、おじいちゃんサウナー
メインなこともこれらの選曲に
影響しているのかもしれない。

時間がたってもいいものはいい。

音楽だって、サウナだって
時代や世代を超えて普遍的な
価値を持つものは必ずある。

いつのまにか、読書も古典と分類
されるジャンルに手を伸ばすように
なっている。

新しいものについていかないと、
生き残ることは難しい。
この「生き残る」という言葉の定義が
難しくて、ただ単に仕事をクビに
ならないということだけなら
そんなに難しくないのかもしれない。

そうじゃなくて、なんか楽しく
充実して生きていくために
必要なものを無くしまったら
意味がない。
たとえ年収がいくらあったってね。

人間はつくづく贅沢な生き物だ。
自分では冒険したいって口にしているにも
関わらず、一歩踏み込めなくて
安全地帯に留まる人の多いことか。
俺もその1人なのかもしれない。

そんなことを考えながら、
滝のように流れる汗を
眺めていたら、曲が終わった。
たまに誰もいない、1人サウナ室の
タイミングでこうやって
物思いにふけるのも悪くない。

サウナ→水風呂→露天風呂の
黄金ローテーションを繰り返していく。

850円で全てが満たされる。
俺は贅沢な人間なのか、
安っぽい人間なのか、
そんなことはどうでもいい。

湯上がりには、脱衣所で販売されている
瓶の牛乳やアイスを楽しむことができる。
私はいつも缶のレモンサワーに
手が伸びる。
ここは、氷結を取り扱っているらしい。

これらは、
昔ながらの銭湯ならではの
楽しみである。

見知らぬ子供が美味しそうにアイスを
食べている姿を見るとなんだか
嬉しくなるお年頃だ。

忙しい日常の中で、ふと立ち寄りたくなる場所として、サラリーマンにとって
心強い存在でこれからもあってほしいし、
子供たちの思い出を作る場所で
あってほしい。

数ある銭湯の中で辰巳湯は、
都会の喧騒を忘れさせる
癒しの空間である。

そう思いながら、
サウナ飯を求めて後にした。

ネギラーメンの執念

たまには食欲に忠実に
なりたい。
それがこの日だった。

たっぷりのネギがのった
醤油とんこつラーメンが食べたくて。
そんな定番ラーメンを求めて
まだオープンしてまもない
ラーメンショップへ。

ものすごい行列

しかしながら、
ものすごい行列に戦意喪失。
ただネギラーメンへの情熱は
捨てきれず中村橋駅まで行って別のお店へ。

長浜や 中村橋店に行きました

替え玉も100円で
食欲が爆発し、
なんと4玉もおかわりしてしまった。

たまにはいいだろう。
いやいつだって
いいだろう。

ハイボールを流し込みながら、
言い訳のできない膨れ上がった
腹に語りかけた。

最後にお知らせ


最後までお読みいただき、
ありがとうございます。

サウナリーマン日記も
ついに100話を迎えることが
できました。
ありがとうございます。
この100回突破をお祝いして
サポートいただけたら幸いです。

今後も1人でも多くの人にサウナの
魅力を伝えていきたいと思います。

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ほーりー
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