ぺらぺら読書感想DA文。
こんばんは、あの紫式部みたいな人が描かれた図書券ってまだ取り扱いあるんですかね、トゥインクル・コーポレーション所属の単独屋、ジャパネーズのウネモトモネで御座います。
8日目。
はい。アカウントも新規開設しましたし、毎日毎日生活を丸裸で綴っていても読者様が飽きてしまうので、少しは読み応えのあるものを書けるよう努力をすべく、最近ようやく趣味として板に付いてきた(?)読書をnoteに活かしてみようかと思います。文学への造詣・知識の蓄え・語彙力・文才、オール残念芸人のウネモトモネが感情のままに綴る「ぺらぺら読書感想DA文」。「駄文」を「DA文」って表記するセンスに鳥肌が立ちますね☆
とっとと感想を書きゃあいいんですが、多少前説のような文言を。
僕のことを視たことが無い方に僕の容姿・印象に関して自分なりに客観性を交えてお伝えすると、低身長、色白、無口、人見知り、インドア派、独り好きそう、そんな感じだと思います。あ、一応それっぽい御写真を添えておきますね。
何を表現したいポーズやねん。ちなみに写真では伝わりにくい身長ですが158cmくらいです。ちょっと前に炎上されていた方の言葉を借りるなら人権のない男性だそうです。うそーん。
そういう風貌をしているのと、一応コンビではネタを書いているのとで、割と人から「めっちゃ本読んでそう。」と言われることが多い人間です。まぁこの文才と語彙力ですので、ちょっと深く付き合った人(特に読書好きの方)からは「あ!こいつ本読んでないな!」とすぐにバレますけれども。残念野郎モネ。
そうなの。全然本を読んで来なかった人生なんです、私。両親がね…
あ、ヤバいな。これ初回肝心の読書感想を綴る前に「ウネモトモネと読書について」っていう議題で終わっちゃう気がするぞ。まぁいいや。
両親がですね、共にそんなに本を読まない人間だったんです。母は勉強好き(50歳過ぎて管理栄養士とか社労士とかの資格取る勉強を夜中までしていた)で僕からしたら結構本を読んでいる(小説とかではなく参考書とかハウツー本とか)イメージではあるんですけど、しきりに「陽(僕の本名、読み方はアキラ)が本を読まんのは母さんが全然読まんけぇなんよ。」と自分があまり読書しないことを後ろめたそうに言っていたのが印象深い。そして父親は「積読」っていうんですかね、買うには買うんですよ。でも読まない。で、それを母が凄く嫌がっていたのも印象深い。でも新聞とか毎日読んでたよなぁ。登山が趣味だったから山の本はめちゃくちゃ読んでいた印象。
自分があまり読書しないのを親の所為にするつもりはないけれど、なんというか家庭環境的には、そして血筋的にはあまり読書家ではないという事実はあったと思う。
漫画は読んでいたけれど多分平均以下くらいの量だと思う。実家にあった漫画は全巻揃っているのが「幽遊☆白書」と「魔方陣グルグル」と「ノルマンディーひみつ倶楽部」だけ。全巻揃っていないけど持っていたり、途中で買うのやめちゃったのは「るろうに剣心」(※京都編からが好き過ぎてそれ以前の巻はアニメで補完してて持っていない)「ONE PIECE」「HUNTER×HUNTER」「アイシールド21」「名探偵コナン」そんくらいか。でそうだ「ONE PIECE」に関しては上京する時に荷物減らすのと少しでも引っ越し資金の足しにする為にって古本屋に売っちゃったんだよな。本当に二束三文にしかならなかったけれど。
学校の授業や宿題、試験問題以外で初めて自主的に本を読んだのがおそらく大学生の頃。銀杏BOYZにどっぷりハマった僕は「十七歳」の歌詞に導かれるままに大槻ケンヂさんの「グミ・チョコレート・パイン」を読み、「惑星基地ベオウルフ」の歌詞に出て来た「ストラドレーター」を知るべく「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を読み。それから派生してオーケンさんの小説を読んで、そこから多少読書癖がついて、そうだ石田衣良さんの「池袋ウエストゲートパーク」を読んだんだ。後は当時映画やってて話題になってた「ダ・ヴィンチ・コード」も読んだっけ。後は宮部みゆきさんの「模倣犯」とか、村上春樹さんの「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」とか。あ、そうだ。それよりももっと前に高校生の時かしら?親戚からハードカバーでもらった「ハリー・ポッター」も読んでた。「炎のゴブレット」までしか読んでないけれど。読書家の人に比べたら少ないけれど、思っていたよりかは読んでいたんだな。過去の自分。
で、特にその時一番好きだった作家さんが大槻ケンヂさん。「グミ・チョコレート・パイン」「ロッキン・ホース・バレリーナ」「リンダリンダラバーソール」「縫製人間ヌイグルマー」。僕は今芸人で割とストーリー性のある単独ライブを主軸に活動しているんですが、その単独ライブの世界観を培ったのは間違いなくオーケンさんの小説だと思う。というかそれをすっかり忘れていて、今年になって「グミ・チョコレート・パイン」「ロッキン・ホース・バレリーナ」「縫製人間ヌイグルマー」を読み返して確信した。めちゃくちゃ影響受けている。
大槻ケンヂさんの描く物語の一番好きなところは、特に長編だとそれが如実になる気がするんだけれど、オーケンさんが書いている内にドンドン登場人物のことを好きになっていっちゃってるのが伝わってくるところ。好きになり過ぎて愛を注ぎ過ぎて登場人物にちゃんと魂が宿って、当初オーケンさんが想定していたのと違う動きをしちゃっている感じがあるのが凄く好きなんだよなぁ。
昔NHKの番組で視たけれど、オーケンさんも僕と同じく縫包を愛する方でブースカちゃんのぬいぐるみを溺愛されてて会話とかもしていて。そうなのよ。宿しちゃうのよ生命を。その感じが、僕なんかが烏滸がましいですが、凄く共感してしまって、めちゃくちゃ心地良いんだよなぁ。オーケンさんの脚本を登場人物が演じているというよりも(短編だとそういう作品も沢山ある)、登場人物たちの生活・人生をオーケンさんが観測して綴っている感じ。作者の都合ではなく登場人物が自分のエゴでちゃんと生きている感じ。全然間違った解釈をしているかも知れませんが、僕が大槻ケンヂさんの小説に感じる魅力はそういう部分です。
嗚呼、本当はそのオーケンさんの処女作「新興宗教オモイデ教」を読んだ感想を綴る予定だったんですけれど。此処までで2,500字を超えてしまったので、一旦今宵はストップ。とりあえずは「ぺらぺら読書感想DA文」のプロローグということで、お開きにさせて戴きたいと思います。いや読書なら開かず閉じろよな。